なぞとき紙芝居 思い出の幽霊 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2015年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041023273
作品紹介・あらすじ
喫茶店〈ひがな〉の地下で、亀と一緒に住む謎の男・御劔耕助。「バッドエンドの物語しか作れない」とうそぶく彼の作る紙芝居は、生きている者の心を癒やし、死んでしまった者の魂をも鎮めるのだ……。
感想・レビュー・書評
-
1巻からちょっと雰囲気が変わったような気がする。怖いような、怖くないような。
2022/4/18詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぞとき紙芝居第2巻。
相変わらず霊感はないが霊は出てくる。
幽霊の描写が薄くて出ているのか気のせいなのか精神的なヤツなのか分かりにくい章がある。
1巻もそうだったが終わりが割と唐突で戸惑う。
続きを匂わせる終わるで起承転…で結は次巻!みたいな終わりかたなのだが残念ながら続きはないようだ。 -
もはや主人公がだれだかわからなくなる勢い。
-
百合の活躍が目立つ2巻でした。
御劔の高校時代の同級生の話、百合の過去の話と登場人物を深く掘り下げる話が後半を占めていました。
御劔の学生時代の話で悲しい別れ方をした同級生と次の百合の過去の話で旧交を温めている様子が覗えたのが少し救いでし。 -
シリーズ2作目。今回も短編4編。
中でも御劔さんが学生時代の友達と再会した「ペーパーシアター」が好き。相変わらずバッドエンドというか、後味の悪さを感じるんだけど、少しだけ救いのあるラストが印象的。
今回メインとなった御劔と百合の2人がかなりワケありなので、奏の真っ直ぐさが際立ち、重く哀しい話の中で救いとなる。今回はちょっと奏の出番が少なめだったのが残念。
結局百合と御劔の因縁や、細かい謎はまだまだ持ち越しの形。とりあえず読みやすいし、続きが出たら読んでみるかな。 -
ミツルギさんと先生の過去が!
最後の最後に二人の過去の関係のにおいが!
次回作楽しみ -
なぞとき紙芝居シリーズ、2作目。
シリーズ続編でもあるし、紙芝居屋の耕助と霊能力者の百合のキャラに関してもう少し掘り下げてくるかなぁと思ってはいたが、結構ガッツリと二人の過去が語られた感じ。それこそラスボスっぽいのも出てくるし、意外とこのシリーズ、この後長く続かせないつもりなのかな?
登場時はちょっと鼻持ちならん女性だと思っていた百合だけれど、今作を読んで結構可愛いくて応援したくなった。今後、Dの女との闘いに、耕助はもちろん奏もどう絡んでくるのか、展開に期待してしまう。しかしながら、その前に紙芝居屋ならではの紙芝居を使った除霊話をもっとお願いしたい。 -
紙芝居もっと作れ!