恋愛裁判 僕は有罪? (1) (角川ビーンズ文庫)

  • KADOKAWA (2015年6月1日発売)
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本棚登録 : 403
感想 : 7
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  • 本 ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041028216

作品紹介・あらすじ

歌楽坂高校1年の美空は、裁判官にあこがれる優等生。なぜか学校の人気者、バンドマンの柊二と“仮”交際することに。だが、柊二の「浮気」現場を見た美空は…!?40mP×たまが贈る、超人気恋ウタを完全小説化!

感想・レビュー・書評

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  • ニコニコ動画発の人気歌を小説にした本書。
    裁判官にあこがれる優等生、葉常美空はまじめな女子校生です。10センチ以上もある六法全書を毎日鞄に入れて通学するある日、彼女にある男子生徒が声をかけます。それは学校の人気者であるバンドマンの嶋田柊二(しゅうじ)で、2人は仮の交際を始めます。しかし、彼の行動で、事態は思わぬ方向へ展開してしまうのでした…。

    一見柊二は、軽くて、バンドマンをしているがゆえにモテモテで、見た目がいいだけの男に見えるのですが、途中、彼の姉の口から、美空は意外な事実を告げられます。外見に似合わず、柊二が女の子に求めていたものは何だったのか。それが分かると、読んでいる側も、頬がゆるみますね。
    その後に開かれる「恋愛裁判」の展開にはちょっとドキッとさせられますが、エンディングに至って、なるほどと納得です。

    小説が日記形式で書かれているため、ストーリーの展開が順序正しく論理的で、あたかも実在する女の子の日常を追うような感覚で読むことができます。「今度はどうなるのだろう」とワクワクもしながら。
    裁判官志望という一見真面目なだけの女の子の、溌剌とした青春ストーリーがここにはあります。

  • 他の方のレビューを見て何やらボカロノベルと判明。いい大人が読む本ではなかっかもと思いつつ読んでみたらそれなりに面白かった。なかなか面白い解決法でした。

  • 仮の関係だからこそ。
    基本的なプロフィールは互いに知っていたが、それ以外のことを何も知らなかったからこそ信じれなかったのだろうな。

  • ふつうに読みやすい

  • 2017.3.15

  • わたくしはボカロに興味はないので、曲との関連や解釈はノータッチで紹介します。
    結論からいえば、ボカロの曲を知らなくても楽しめました。
    絵師”たま”によるオリジナルイラストも多く、文字の余白も多いので、本の厚みはありますが、早い人では一時間もかからずに読了できます。
    恋愛裁判というタイトルから、裁判らしい小難しいお話を予想しましたが、全体的にかなり痒く、ローティーンからでも楽しめるシンプルなストーリー展開。
    (単純。だけど一生懸命な柊二も、初めての恋に迷う美空も良かった)
    ラストは恋愛裁判というより、告白大会。自分を見つめなおし、恋愛に一生懸命な2人の成長が良いお話となっておりました。
    ”ボカロ”というカテゴリーや、”ミク”というネームに捕らわれずに、気軽に手に取ってみるのも良いでしょう。
    作曲者40mP&絵師たまのメッセージ付き。
    豪華8ページのコミック風のカラーピンナップ付き。

    その他あらすじなど下記
    え〜柊二そんなに悪く無いじゃん!とか、突っ込んで転がってくれたまえ。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4591.html

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