ヒマラヤ漂流 『神々の山嶺』へ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041035504

作品紹介・あらすじ

2015年3月、夢枕獏と仲間たちは聖なる山々が連なるヒマラヤを訪れた。世界最高峰のエヴェレストを望む標高5000メートル超の過酷な世界。寒さと薄い空気に苦しみながらも、彼らは物語を紡ぎ、絵を描き、落語を弁じ、蕎麦を打つ。愛してやまないヒマラヤの風景を、著者自ら撮影した写真とともに綴る旅行記をはじめ、大いなる自然へ捧げる詩、小説『神々の山嶺』から抜粋した名シーンをカラーで収録する写真&エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/1/13購入
    2017/2/3読了

  • ルクラの飛行場 雪の中のヒマラヤンゴート 此処にはワビとかサビとか、日本的な情緒も湿り気もない。生身の、汗や血を持った神々や仏が、人間や動物達と同じ地上で生活しているのである。 何か神秘的な叡智がその山羊に宿って しんしんと、狂おしい宇宙の静寂が、地上に降りてくる。 想え 

  • 昨年3月にヒマラヤを訪れた夢枕獏さんが
    撮影した風景写真と旅行記


    すでに現地に入って撮影していた
    映画班の様子も数行書かれてあります~


    人を決して寄せ付けないかのような
    エベレストの山容



    深町はこの地点
    羽生はこのルート

    写真を何度も見返してしまいます


    カラー写真の掲載ということもあって
    文庫本の厚さの割りには少しお高めですが

    “本の印税は義捐金として一部をネパールに送る”

    ということです~

  • 『神々の山嶺』の映画化に合わせて刊行された写真&エッセイ集のようだ。写真は夢枕獏本人によるもので、ヒマラヤの圧倒的なスケール感が素晴らしい。

    第一章は書き下ろし。山の写真と詩のコラボレーションであり、夢枕獏の初期の実験小説にも似ている。

    第二章はヒマラヤ日記。夢枕獏が仲間たちとヒマラヤを訪れた際の日記が写真と共に綴られる。

    第三章は『神々の山嶺』から。大傑作山岳小説『神々の山嶺』から抜粋した名シーンが写真と共に掲載されている。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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