怪談狩り 市朗百物語 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 137
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036327

作品紹介・あらすじ

六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、風俗嬢を見つめる顔、演劇部に伝わる黒い子供、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談……。現実世界の歪みから涌き出る、ふとした恐怖、ぬぐえない違和感を狩り集める。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

  • 「新耳袋」シリーズの著者・中山市朗が、現実社会の歪みから滲みだす恐怖と拭いきれない違和感を狩り集める。
    Audibleで聴く読書。日常生活に潜む恐怖の数々。気になりはじめたら、街を歩いていても電車に乗ってても家で過ごす休日も、今そこにいるかもしれないと思ってしまう。

  • 中山氏がよく話す小話の小説版。
    なので覚えのある話のはずなのにちゃんと怖い。
    読む怪談話は聞く話とはまた違っていい。

  • 大阪の芸能界で起きた怪談は、リアリティや時代の空気も合間って味わいがある!
    (「黙祷」はさすがに嫌な感じだけれど…)
    ホラードキュメンタリー『北野誠のお前らいくな!』でも取り上げられた怪談やスポットも出ているので、番組を見てるとそちらともあわせた視点で楽しめた。

  • 新耳袋。
    怖くはないけれど、古本屋さんでセールだと、ついつい手に取ってしまう。

  • どれも、不気味で怖い短編が100話…
    ジワジワくる怖さもまた好き。
    脳内での想像は注意です。鳥肌が…

  • 実話怪談ならではの「こんなもんか」程度の怖さが手軽に味わえてお気に入りのシリーズ。
    怖くないけど。

  • 他の作品が面白かったので本作も手に取った。こんなに怖い実話系怪談があるだろうか。各話はとても短く文章も上手いので次々と読みたくなる。とにかく怖くて面白い。田んぼに現れる母親の霊は怖くもあるがとても切ない。お祓いという衆人環視のなか現れるなんてありうるのだろうかと思ってしまうが、説得力のある話ではあった。

  • ひとつだけ、めちゃくちゃ怖かった。
    雨やどり。
    ほんものだと思った。

  • 新耳袋著者中山市朗の単独シリーズ一冊目。
    久しぶりに再読。
    こちらは99話ではなくてカウントもしっかり100話収録されています。
    ショートショートですけど後日談や同じ方の体験談と思われる話が固まっていたりする
    『妖怪ネタ』が今回も沢山入っていて茶袋、一反木綿、狐の嫁入り、むじな、笠小僧などなど、
    笠小僧が美少年って言うのは初めて聞いた!

    『ここは八階』『山の自動販売機』『ヒロシくん』など好み
    特に山の自動販売機は、何を飲んだのかな?!っていうそわっとする感じがよい。

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著者プロフィール

(なかやま・いちろう)兵庫県生まれ。怪異蒐集家、放送作家、オカルト研究家。クリエーター養成塾「作劇塾」塾長。木原浩勝氏との共著『現代百物語 新耳袋』(全十夜)は、ロングセラーとなった。著書に『怪異実聞録 なまなりさん』『聖徳太子 四天王寺の暗号』『怪談狩り 市朗百物語』『怪談狩り 赤い顔 市朗百物語』などがある。

「2022年 『なまなりさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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