ノベルダムと本の虫

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 100
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037034

作品紹介・あらすじ

「物語の王国へおいでなさい、アミル」本好きな少女・アミルが招かれたのは、『物語機関(ノベルエンジン)』という独自の技術を使って本を独占し、長い戦争の中で中立を保つイストリヤ王国――通称『物語の王国(ノベルダム)』。遅刻魔の上司・ディレイや個性的な同僚とともに王立図書館司書『本の虫』として働き始めるアミルだが、広大な図書館には未完の傑作『五國物語』の謎が隠されていて……!? 
物語を愛するすべての人へ贈る、異世界ビブリオファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • ノベルダム。そこは小説の力を借りて色々なものを動かす大きな国。
    そこの司書になるための学校にお呼ばれしたアミル。
    なぜアミルは呼ばれたのか。そして作者不明、未完結の「五國物語」の作者は誰なのか。心躍るファンタジー!

  • 現実に立ち向かうのはそんなに簡単じゃないけど主人公らしく前を向いていく主人公が眩しい。
    ディレイがルキオラというところにめっちゃ驚いた。そこで主人公が幼い頃から勇気をもらっていたルキオラを逆に強くする場面が王道というかご都合主義みたいに思えるけどそれが良い。胸アツ。
    急に館長がザ・悪役になったのには驚いた笑

    自分にとって物語とは。
    やはり好きな物語は己の生き方考え方を左右するなぁ、と思う。
    物語から元気を貰える一冊だった。

  • 王道の児童書のような感じ。
    物語を動力に動く機械は夢のようだ。しかしハッピーエンドのようなそうでないような。登場人物の力の引用が兵器転用できると考えたように、最後に構想していた「形のないもの」の引用もいずれ兵器になるな。争い憎む心や、不治の病が引用されてばらまかれたらと思うと恐ろしい。

  • 全然関係ないんだけどスオウ先生の作画、ありし日の月刊WINGSって感じするんだよなあ・・・(※本当に関係ない)
    ベタっていえばベタなオチなんだけども、本の虫って職業いいな~~と思ってしまう程度には惹かれる設定でしたね。
    あとディレイのCV内山昂輝感は異常。

  • 想像力は力。物語を読むことで得られる力は実感しにくいかもしれないけど確かにある。その人のなかに蓄積されていく。この本を読むことでそれに気づいてほしいな。口で教えられてるより説得力があると思う。面白い設定で夢の図書館だなー。

  • 新聞評にあったので読んでみたが、私にはイマイチだったなあ・・・なんか難しい・・・

  • 本が好き、読書家のアミルが「本の虫」こと、物語の王国(ノベルダム)の王立図書館司書になるところから物語が始まる。

    物語を引用(クオート)して、紙魚と闘ったりして、設定がおもしろかったです。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。第13回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞、第9回集英社みらい文庫大賞にて大賞受賞。おもな作品に、『おにのまつり』(講談社)、『ノベルダムと本の虫』(角川書店)、「花仙国伝」シリーズ(角川ビーンズ文庫)、「悪魔のパズル」シリーズ(集英社みらい文庫)、「毒舌執事とシンデレラ」シリーズ(講談社青い鳥文庫)などがある。

「2023年 『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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