- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041057186
作品紹介・あらすじ
平穏に暮らしていたかに見えた西川家。だが飄々とした鍼治療師・祖問が家族の身体を見ることで、徐々に家族の問題が浮かび上がる……。野性時代フロンティア文学賞デビューの著者が満を持して贈る家族小説!
感想・レビュー・書評
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面白かった!腹を割って話せず、母親の虐待じみた逆ギレにも逆らえずバラバラの家族を、鍼灸院の祖問の治療と言葉で本音を引き出し形を変えていく……。親だから子供に何してもいい訳ではないし、自分だけが不幸だと腹立つのも違うんだよなー。虐待する人の言い分、使えない同僚や、相談できない悩み、この本には当たり前に存在する人々が登場する。
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新聞の書評で紹介されていて、興味が湧いたので読んでみた。平成最後の読了本。
正直なところ、有川浩さんの「フリーター家を買う」や麒麟の田村さんの「ホームレス中学生」とちょっと内容が被る気がするが、鍼灸師である著者の「病は気から」を家族の問題に当てはめて描いているのが面白かった。
これを読むと、一度は鍼に行ってみたくなる。
良い鍼灸院を探さないと…。2019.4.30 -
面白かったー! 一気読みしましたよ。祖門のキャラが最高。オススメだけど、文庫になってないんだよねー。図書館でとうぞ。
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視覚障害者のためのボランティアで読んだ本