新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041062531

作品紹介・あらすじ

母さんは、美しくて、そしていつもちょっとかわいそうでした。

自身の凄絶な生育歴と母親との確執を描き、多くの人の感動を呼んだ伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。
著者の歌川さんが、他人におおっぴらに話せなかった過去を赤裸々に描いた本作は、多くの人の感動を呼びました。
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、2018年秋に、太賀さん、吉田羊さん出演の映画が公開。
(他のキャストに、森崎ウィンさん、白石隼也さん、秋月三佳さん、小山春朋さん、斉藤陽一郎さん、おかやまはじめさん、木野花さん)

映画化を機に、著者渾身のオール描き下ろし再構成により読みやすくなった新版が刊行です!

漫画ページ全てを新たに描き下ろし&増ページ、「新版にあたってのあとがき」を追加。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見かけて、読了。

    歌川たいじさんのコミックエッセイ。
    映画化されたと聞いていたので、気になっておりました。

    笑いあり、教訓をえるものもあり、良質の作品だなと思いました。コミックエッセイなので、絵に好き嫌いがあるかもしれませんが、児童書版が出版されているのもうなづけました。

    歌ちゃんさんの明るく物事を考えるところや、人に恵まれているところが面白かったです。

    成功する人は人に恵まれていると思うけれど、人に関わるような行動をしている積み重ねの結果なのだなと思いました。

    • チモシーさん
      思い出しました、読みたい本です
      思い出しました、読みたい本です
      2020/02/10
    • AYUMUさん
      チモシーさん
      私の書評を読んで下さりありがとうございます。
      フォローさせていただきました。
      これからよろしくお願いいたします。
      チモシーさん
      私の書評を読んで下さりありがとうございます。
      フォローさせていただきました。
      これからよろしくお願いいたします。
      2020/02/16
  • 角川つばさ文庫で小説版を読んでいたので、内容はある程度知っていたが。
    本家漫画の方が、よりリアルというかグロテスクで、真に迫るものがありました。
    読んでいて、気が沈む感覚というか。

    工場の人々に愛される子供時代があったからこそ、作者の歌川さんが最終的に人を信じることができるのかな。
    また、生きるパッションとバイタリティーが大きい才能ある人なのだと思う。

  • あまり涙もろい方ではないけれど泣いてしまった。どんな過去を背負っていても本人次第で道は切り開いていける、傷は癒せるのだ。長い道のりだったのだろうけど。胸がいっぱいになってしまうよ。

  • 著者のたいじさんは、決して恵まれた環境で育ってはいない。だけど、道を外れてしまうか、そうでないかは親以外の環境によるのではないかな。お互いほかの相手を見つけて離婚する両親、心を閉ざす姉、いじめをする同級生たち。過酷な環境ではあるけれど、父親の工場の人たち、ばあちゃん、食肉工場の人たち、キミツ、大将夫妻、ツレさん。とても温かくてほっとする。
    中でもばあちゃんがの存在、一人でも本気で自分のことを思ってくれる人がいるということが支えになったと思う。「僕はブタじゃない」には泣ける。最期に再開できてよかったな。

  • 「母の形見は借金地獄」を読んだ流れで、この本(マンガ)を手に取りました。児童虐待のニュースは最近になって特に増えたような気もしますが、この本を読んで、大なり小なり以前から問題のある親はそれなりにいたのだと思いました。親にされた仕打ちの記憶が消えない(揺り起こされる時もある)ことも、本当に辛いだろうと感じました。
    ただ、この作者さんは、「ばあちゃん」のような素直に甘えられる人もいたり、友人にも恵まれたこともあって、自分の気持ちを正直に素直に打ち明けられる(受け止めてもらえる)人がいたことが幸いだったのではないかと感じました。
    作者さんは、辛くても自分や母親の過去と向き合うことを通して前向きに生きて行っていますが、これは親に辛い目にあわされてしまった人に共通した問題解決の道筋ではないかと思います。言うのは簡単で実際に向き合うのは難しいかもしれませんが、この本を読むことを通して、その可能性に気づくきっかけになれば良いなと思います。(ちなみに、この本も、涙なしでは読めませんでした。)

  • 読了。良かった。

  • 息子No.2が本屋に行きたいと言ったので、本屋ならばとついて行った。
    よくあることでだが、息子何も買わず、私積読本がたまっているのにもかかわらず数冊購入。

    数冊のうちのタイトルに目を奪われて手に取った一冊。

    いろんな立場からの感想を持てたけど、

    私は息子君達大好きです。
    …娘ちゃんも。

  • 手記版の方で読んでいたんですが、改めて漫画版を読んでみました。文字だけではなく、絵も一緒に読んでみると、結構笑えるシーンも多いということに気づいた。手記版では笑っていいのかどうか分からなかったのだけど、キミツとのやりとりとか笑ってしまった。またいろんな登場人物の魅力に改めて気づかされました。大将、ばあちゃん、かなちゃん。職場の人たち。映画化されるので、誰がどんな演技をするんだろうと想像しながら読みました。映画も楽しみにしてます!

  • 書店で見つけて衝動買い。
    絵柄の変化や旧版との違いを探しながら読むのが楽しい。

    映画への期待がさらに高まった。

  • 映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」公式サイト 11月16日(金)全国ロードショー
    http://hahaboku-movie.jp/

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    母さんは、美しくて、そしていつもちょっとかわいそうでした。

    自身の凄絶な生育歴と母親との確執を描き、多くの人の感動を呼んだ伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。
    著者の歌川さんが、他人におおっぴらに話せなかった過去を赤裸々に描いた本作は、多くの人の感動を呼びました。
    『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、2018年秋に、太賀さん、吉田羊さん出演の映画が公開。
    (他のキャストに、森崎ウィンさん、白石隼也さん、秋月三佳さん、小山春朋さん、斉藤陽一郎さん、おかやまはじめさん、木野花さん)

    映画化を機に、著者渾身のオール描き下ろし再構成により読みやすくなった新版が刊行です!

    漫画ページ全てを新たに描き下ろし&増ページ、「新版にあたってのあとがき」を追加。
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321707000569/

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著者プロフィール

1日10万アクセスをカウントする人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者。リクルート社員時代に全国紙の一面を使った広告でゲイをカミングアウトし、話題に。その後「オールアバウト」の同性愛カテゴリを担当し、圧倒的人気を博す。自身の壮絶な生育歴を、ドラマティックに描いたコミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』『母の形見は借金地獄』のほか、ゲイライフの日常を切りとったコミック『ジリラブ!』など。老若男女、セクシャリティを問わず多くの熱烈なファンをもつ。

「2018年 『角川つばさ文庫版 母さんがどんなに僕を嫌いでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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