バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041063569

作品紹介・あらすじ

ハロウィンの夜、タックとチーマはお父さんの部屋にある「秘密箱」を見つけた。中に入っていたのは一本の古い剣と白い三角形をしたとがったもの。剣をもったタックは、その剣先をうっかり机の上の水晶のどくろにぶつけてしまう。「カチン」と音がした瞬間、チーマが持っていた白いものがみどり色の炎をあげて燃えはじめる。すると外から子供の天使がやってきて、
テーブルの上にもっていた白い丸いものを置いた。そのたまごのようなものに、みるみるひびが入ってゆく。すっかり割れたその中から出てきたのは、猫のような竜。猫竜のこどもだった。見た目はかわいい猫竜は千年に一度生まれる白いドラゴンのこども。生まれた時に、バロルの持っている青い金剛石を食べさせないと、黒いドラゴンになって世界を滅ぼしてしまう。そこでタックとチーマは、青い金剛石を探しに冒険に出かけることにした――。

感想・レビュー・書評

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  • 丁度今の季節にぴったりの本でした。
    ハロウィンに異世界へ行った兄妹の冒険譚。
    彼らは次の年も行けたのかな?行けれたならいいな、と思いました。

    陶芸とのコラボと巻末のコメントにあるのでせめて陶芸作品の写真でも添えられていたら良かったのに…。

  • 子どもに読み聞かせたい可愛らしい物語でした。
    主人公たちがハロウィンの夜に、不思議な冒険をするお話です。
    モンスターを剣や魔法で倒していくというよりは、昔懐かしい(?)なぞなぞを解いていく形式です。
    夢だけど夢じゃなかったというラストには、クスリと笑ってしまいました。

    ただ、夢枕先生のハラハラドキドキするバトルと色っぽいシーンのある文章を期待し、天野先生の妖艶で幻想的な色彩イラストが好きな自分は、見事に肩すかしを食らいました。大人向きではないかな……

  • 装丁に一目惚れ。
    内容は、どこかで見たような怪物と、どこかで聞いたようなナゾナゾが出る夢オチ冒険譚。ちと雑。
    もっと雑なのは挿絵。チラシの裏に鉛筆でグリグリ描いたような落書きに見える。完成度が極めて低い。
    夢枕獏も天野喜孝も好きだが、残念ながらお値段以下。

  • 夢枕獏さんと天野喜孝さんだから…
    海外の鬼とか、妖精みたいなもの
    怖いんだけど、この絵本のように描かれるとこの世界で私も遊びたくなる
    悪さする人間の方がタチが悪いかも、と思う部分もちょっとある

  • <幻>
    僕は夢枕獏の作品のファンである.
    たくさん読んできた,でもこういう「絵」が主体の本はちょっと苦手である.
    しかし読んだらわかった.
    この本は決して絵が主体ではなくて獏さんの物語文章が主体だ!
    僕はこんな様なハロウィンのお話を今まで読んだことが無い.
    面白かった.
    だからみなさんも読んでみると,もっとハロウィンのことが解りますよぉ.

  • 夢枕獏×天野喜孝とかいう豪華児童文学
    ギリシア神話の三人の一つ眼魔女グライアイに、ユグドラシル、ガネーシャ、スフィンクス・・・どこまでもファンタジー・・・
    しかしふわふわはかわいい・・・

  • ハロウィーンの不思議なお話。ぱっと見て絵本系であることはわかったが、絵はモノクロの不思議な絵で深い感傷はなかった。話は少し「陰陽師」風味があるかと期待してしまったが、残念ながらそれはなかった。

  • フツーの話だった。
    陶芸とのコラボだったらしいけど
    それの写真とかもないから
    本当にただの子供用の話、
    しかも知ってるような話のつぎはぎ…

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著者プロフィール

1952年、静岡生まれ。イラストレーター。ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザイン、ビジュアルコンセプトを担当。また、小説の装画、挿絵を手がけるほか、舞台美術、映画監督などで、世界的に活躍中。

「2018年 『バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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