異世界法廷 ~反駁の異法弁護士~ (3) (角川コミックス・エース)
- KADOKAWA (2018年2月2日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041064962
作品紹介・あらすじ
王家の晩餐会に招待された椎葉は、王城で飲み潰れてしまう。翌日、椎葉の隣に女性の死体があり殺人の容疑者として捕まってしまう。自身の容疑を晴らすため法廷に立つ椎葉だったがそれは強大な陰謀の幕開けだった!
感想・レビュー・書評
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司法試験に五回落ちた無職28歳男性でも異世界に転生すれば“異法の弁護士”として立ち回れていた。憲法の講義(王にとって国は価値あるものか?あるのだとしたら、国は何よって成り立つか?国は領土、権力、国民によって成り立つ。国民がなければ国ではない。すなわち、国民の命は国家そのものと等しいだろう。)を使って身分的に最底辺のエルフの命を国の財産とし救った展開が面白かった。創作の題材として法律を取り扱うとストーリーの構成が推理もの(法廷内で主人公が論じることから生じた謎解き、「誰が魔法を使ったのか?」のフーダニット)になることを知れた。
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1巻2巻を読み、続きを楽しみにしていながら忘れていた続巻を思い出し購読。
気に入ってたなら、新刊で買うべきかもしれないが、ブックオフオンラインにて購入。
ここのレヴューはブックオフオンラインに載ることがある様なので、間違いではないだろう(なんのこっちゃ)。
この巻で完結しちゃっていた。
神の計らいで異界へ飛ばされた日本の法学生が、日本の法律をベースにした法律で異世界の裁判を乗り切る作品。
証言のおかしな部分を突いて、真実を看破する「異界版」「漫画版」逆転裁判。
この手の話がつまらないわけがなく、良作。
最終巻だけに、いつになく大ボスに至る流れがより○。 -
1~3巻まで一気読み。
身分制度のある異世界に、日本の法律は適用できないだろう、根本の考え方が違いすぎる……というのはありつつも、そうなると異世界の法制の解説から何から説明が長々と必要になるので、日本の読者の理解が早いという意味で、その前提のツッコミを無視すれば、気軽な楽しい読み物。
異世界の文化や種族の設定と、日本の価値観との乖離に悩まされる主人公の姿には、素直に応援したい気持ちになった。
もっと色々な裁判を観たかったが、これで終わりのようで残念。 -
まあまあ、面白かった。