異世界迷宮でハーレムを (2) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041067215

作品紹介・あらすじ

迷宮探索・盗賊退治と命懸けで金策した道夫は、ついに「ロクサーヌ」購入資金を手に入れる。再び商館を訪れた道夫は無事「ロクサーヌ」の所有者となり、初夜を迎えるべく自分の宿に向かうのだった!?

感想・レビュー・書評

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  • ダンジョンに潜り、盗賊を殺し、奴隷を買う。
    現代的な感性からすると、倫理的にかなりずれているような展開が続きますが、そういうお行儀の悪い物語が読みたい気分だったので、続きに手を出してみました。
    丁寧な描写が多く、好感です。

    ◆モノローグと漫画表現
    原作が小説ということもあり、モノローグが多く、とても「主観的」に物語が進んでいく印象です。
    それは小説的な持ち味なわけですが、あとがきで原作者の方が触れている通り、その主観的な骨子をちゃんと絵にして、客観的な描写に仕上げられているように感じています。
    本作は(とりあえず現時点では)ゲーム世界なので、世界観の細かいディティールの正確さは問題にならない作品と認識していますが、とはいえそこで生活している人々はいます。
    本筋でないながらも、主人公の思惑と全然関係なく生きている彼らの生活が、これからも垣間見えたらいいなと思っています。

    ◆生死とメンタル
    自分の生き死にや人を殺すことに向き合うこととなるミチオ。
    命の軽い世界観が描かれた印象です。
    読み始める前はもっと無鉄砲な作品と予想していたのですが、想定していたよりずっと色々ものを考えて行動する作品だなと感じました。(失礼かな……?)
    倫理的にアレな作品を求めていたので、女盗賊を躊躇なく殺していたのが好印象でした。
    半端な甘さが無くて結構結構。
    盗賊を殺して退散後、(ワープによるMP減衰の影響で)ネガティブになるシーンは、「人を殺す」という現代日本の倫理ではアウトな行動に対するエクスキューズと、「この世界で生きる」ということを描いたのかなと思っています。
    また、殺しに加えて報酬のために盗賊の左手を切り落としたわけですが、まともなメンタルしてたらこれがまたきついだろうと思うんですよね。
    ミチオが元々狂っている、と言いたいのではなくて。(いや、狂っている部分もあるのかもしれんけど)
    MPでメンタルの状態が変化するこの世界の影響を受けた結果なのかなと思っています。
    この世界では、MPがMAXなら、ある程度やべぇことしても、あまり凹まないんじゃないかな?
    そのあたりは、以降を読んでいけば読み取れるようになっているのかな。

    ◆ロクサーヌ
    思いの外こだわりが強かったり、戦闘面に意欲を見せたり。
    「戦闘ではお役に立てると思います」が凛々しくて、ちょっとときめきました。
    本作の掲載誌がエロ面でどれだけやれるのかよくわからないけど、とりあえず戦闘面では続きに期待できそうです。

  • え~っつ!これってR指定かな?
    ビミョーやけどねぇ(^^;

  • ダンジョンに入ってロクサーヌとの連携とかスキルとか。

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