ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.31
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本棚登録 : 278
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082621

作品紹介・あらすじ

共に北海道の実家へ向かう吉田と沙優。しかし扉を開いた沙優を待っていたのは母の平手打ちだった。母と、そして自分と向き合う沙優、それを見守る吉田の決意は……。恋人でも家族でもない二人の物語、堂々完結!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズを通じて登場人物と良き向き合って書かれた、ライトノベルの歴史に残る良作でありました。

  • 3.3

  •  完結巻なので基本構造は割愛。
     このシリーズは、問題が起きそうで起きなかったり、起きてもすぐに後腐れ無く解決したり、拗れそうでも絶対拗れない、全編ストレスフリーな作風と解釈している。
     最後、とんでもない展開を経るが、絶対問題なく完結するのがわかっているので、ハラハラせず完結を見守れた。
     こう書くと、安易なスカスカな物語の様だが、特に何も無いわけでもなく、安定した時代劇が全部同じ展開で結末も約束されているのに楽しめるように、十分楽しめた。
     全編ストレスを感じさせない程度の波瀾万丈というのも凄い作品。

  • 沙優と母親の関係を含め、収まるべきところに収まった感じ。やっぱり別れは切なく感じますが、吉田も沙優も未来を見ているのが心にしみました。その後の二人はどんな道を進んだのでしょうか。きっとそれぞれが望むハッピーエンドを迎えたに違いありません。素敵なシリーズでした。

  • おかえり

  • 6/10.
    そこまでわくわくしなかったが、丁寧で納得のいく物語だった。

  • 最終巻、とうとう完結。アニメを見てたので、その通りのラストではあったけど、キレイにおさまったなという感想です。
    前世でどれだけ徳を積んだら、巨乳女子高生と同居できるんでしょうね。

  • 最初は、千歳じゃなくて丘珠なんだ!とか、丘珠ってこんな街の真ん中にあったの??とか余裕があったけど、ご自宅訪問のシーンからは涙が止まりませんでした。。こんなのは想像できなかったよ。素敵すぎる。エピローグがあったのもとても良かったです。あとがき、良田さんに厳しすぎませんか?最初からすごくいい人だったと思うけど。

  • どれだけ頭にきても、
    それに対して逆に切れたら、
    負けるんです。
    その場で勝つことはもしかしたら大切なのかもしれませんし、
    頭に来て憂さ晴らしするだけではなないです。

    勝負じゃないんです、
    勝つためでもなく、
    負けないためでもなく、
    こいつの力になるためだけに
    この場にいるのだから。
    何かするのではなく、
    ただ一緒にいることで
    力になれるんです。
    そのために休みも取ったんだから。

  • 最終巻。
    出逢った頃からいつか来ることが分かっていた別れ。
    色んな別れが考えられた中でこれは、これ以上ない最高のシチュエーションだったんじゃないだろうか。
    素直に良かったと思えた。

    実家に帰る沙優に着いていくことにした吉田。
    帰る決意はしたものの過去のトラウマや母親との軋轢を抱える沙優を吉田は最後の最後まで支えることができた。
    いやあ、ほんと良かったね。
    彼は最後まで真っ当な大人としての役割を果たす事が出来たんじゃないだろうか。
    とても偉いと思う。

    ただ最後まで吉田の沙優ちゃんに対する感情ははっきりしなかったけど。
    少なくとも本人的には恋愛感情ではなく、家族の情に近い感じだろうか。
    堅物だなあ。でもそれが彼の良いと頃なんだけど。

    それに対して沙優ちゃんは明確に恋愛感情に育った。
    恋する女の子は最強だから、きっとこの先、彼女の攻勢で二人の関係は変わっていくのだろうな。
    そんなことを期待させるラストも良かった。

    なんにしてもこの難しいテーマのお話を、最後まで書ききってくれて、作者にはありがとう、お疲れさまと言いたい。

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