文豪ストレイドッグス STORM BRINGER (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 688
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041085172

作品紹介・あらすじ

太宰治とともに『荒覇吐事件』を終息させ、ポートマフィアに加入して1年。
幹部の座を狙う中原中也の前に現れたのは、中也を弟と呼ぶ暗殺王ポール・ヴェルレエヌだった!
「お前の心に関わる人間を、全員暗殺する」
彼の計画を阻止するため、中也は欧州の人造知能捜査官・アダムと手を組む。
それは横浜をふたたび呑みこむ嵐の予兆。
中原中也とは一体“何”なのか。射干玉の闇に包まれた過去の真実が今、明らかになる――!

感想・レビュー・書評

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  • 中也と心中したくないという理由で一番の望みである「死」さえも諦める、そんな太宰さんが最高すぎた。

  • これは本当に映画化して欲しい作品。中也がメインでほとんど中也しかでてきません。中也のファンにはぜひ読んで欲しい作品。辛いシーンも多くありますがそれでも最後には希望をみせてもらえました。じっくり
    読んで欲しい作品です。

  • 『太宰、中也、十五歳』の後編。
    中也の生い立ちがわかってくるけれど、肉体的にも精神的にも痛い。そんなに傷つけなくても…と思うほど。それでも突き進む中也はやはり強い。

  • 文豪ストレイドッグスの番外、太宰と中也の過去編。太宰の畳み掛けるような「こんな事もあろうかと」は天丼の域に達していると思う。それはともかく前作の『太宰、中也、十五歳』を読み返さないとすっかり忘れている。尾崎紅葉は本当は男だよとかはもうヤボなツッコミ。敢えてテーマを言えば、アイデンティティ、かな。

  • 太にとっての織だけでなく、中にとってピアノマンたちがいてよかった

  • 汝は人間なりや?

    自分の過去を知るために幹部への道を進む中也の前に現れたのは、機械の刑事と兄を名乗る暗殺者。最大の秘密と「生きる」とはを問う戦いが始まる。

    まず、白瀬が死ななくてよかった。こういうキャラが亡くなったら希望が持てない。そして、思った通りに試し読みのみんなは死んでた。そうだと思ってたんだ。あと生死だけで言うなら、アダムはフランケンなだけに復活したな。意外だったのは、ランボオが残っていたにもかかわらず、ヴェルレエヌに生を譲ったところ。2人とも残ってほしかったけど、この展開が一番ランボオの素敵さが際立ちますね。銀や鏡花ちゃんがヴェルレエヌの教え子だとか、色々吹っ切れた兄が五大幹部の一人だとか、まだまだ中也には語られる物語があると思いますが、当分の間は「想像力の宮殿」の中で待っています。

    巻末のキャラクター設定ラフを見れば見るほど兄弟素晴らしい…という言葉しか出てきません。

  • 過去の中也については謎に包まれていたが今回読んだことで他の小説や本編と繋がっていたりと過去の積み重ねが実感出来た回でとても面白かった。

  • 1980年代の週刊少年ジャンプの作品を彷彿とさせる、連続するバトルと必殺技の応酬。
    そして、パワーインフレ寸前のクライマックスに、お腹いっぱい楽しみました。
    お茶目なアダムに星一つ

  • とても分厚い。でも中也の過去がようやく明かされる。中也とヴェルレエヌ、リップマンが好き。おもしろすぎて1日で読破。友達に引かれる事態に。フランス人がんばれ。「汝、陰鬱なる汚濁の許容よ、更めて我を目覚ますことなかれ」 追記 最近ようやく書かれていることが理解できる様になった。理系の友達にも解説してもらいようやく。異能とは、異能の特異点とは。自分の中で理解が深まり、より文ストの世界を楽しめそう。

  • 【請求記号:913.6 ア 5】

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著者プロフィール

シナリオライター。「文豪ストレイドッグス」「汐ノ宮綾音は間違えない。」「水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話」(全て株式会社KADOKAWA)のコミックス原作を手がける。

「2021年 『文豪ストレイドッグス STORM BRINGER』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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