PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041087558

作品紹介・あらすじ

年の瀬が迫る東京駅。新人女性警察官の恵平は、置引き犯からスーツケースを押収する。中には切断された男性の胴体が。翌日から都内各所で遺体の一部が次々に見つかり……被害者がバラバラにされた理由とは?

感想・レビュー・書評

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  • 東京駅にはおもての交番とうらの交番がある。うらの交番に行った人間は、1年以内に死んでしまったという。堀北恵平ちゃん、こりゃ大変だ、何とかしなくっちゃ。うら交番の柏村には救いたい人がいるという。現実の事件を解決するうちに、柏村の救いたい人も、きっと堀北恵平が救ってあげるに違いない。それで死ななくて済むんだろう。裏にそんなテーマがあるような気がする。ホームレスたちともすぐに仲良くなってしまう恵平が、今回の猟奇事件もその人脈を使って、解決のヒントをつかむ。事件自体はあっけなく解決してしまうが、それまでの捜査中のやり取りを楽しむ小説だ。

  • シリーズ第3弾!
    バラバラ殺人という名前の元になった過去の事件と対比させながら進んでいく。
    当然、その話は、うら交番の狛村さんから。
    過去のその事件が、かわいくなるぐらい現在の事件は酷いやん!
    バラバラもそうやけど、床下から、続々と出て来る…
    それやった奴が…
    最後は、パズルのように、色んな事が繋がって、目出たく、目出たく解決する。
    こんなに酷い事件だと目出たくもないか…^^;
    何か誰が被害者か分からんやん。でも、ツライ…

    更にツライのが、うら交番の都市伝説の話…そこに行った人は、1年以内に…
    (T . T)( i _ i )。゚(゚´Д`゚)゚。

  • 意外にも私はこのシリーズと馬が合うようだわ。
    まとめて引き取ってくればよかったわ。
    面白かったですが、不穏な空気が( ̄▽ ̄;)

  • 内藤了『PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』角川ホラー文庫。

    シリーズ第3弾。面白くはあるが、極悪非道な犯人は間接的にしか登場せず、その点が不満。そして、毎回うら交番の柏村も特に活躍する訳でもなく、うら交番の謎はまだまだ全貌が見えない。

    クリスマスイブの東京、新人女性警察官の恵平が置き引き犯からスーツケースを押収すると中から男性の切断死体が見付かる。さらに翌日から都内各所で次々と遺体の一部が発見される。過去に起きたバラバラ殺人事件と現代の猟奇殺人事件は何らかの関わりがあるのか……

    本体価格680円
    ★★★

  • 前作まではあまり入りこめなかったけど、段々面白くなってきた。
    バラバラ殺人でグロい描写も多いけど、人情味に溢れる場面があったり読み応えがあったかな。
    ても、なんだか終盤でばたばた進展して終わった感。

  • 事件は凄惨な事件ばかりですが、研修中の新人警察官堀北恵平の周りに居る人は人情味があり、その人達に助けられながら事件解決に頑張っている恵平応援したくなります。
    不思議な交番「東京駅うら交番」の柏村さんとのつながりも気になります。

  • 普通の事件と違って
    色んな人間の切断部位が色んな状態で
    発見されたんが複雑な感じだった。

    娘さんがおらんくなったんが
    どう絡んでくるんかと思ったけど
    タクシーの良い運ちゃんに拾われて
    よかった。

    そんで柏村が話す昔の話って
    ほんまに救われん。

    ぺいさんが大活躍でホンマにすごい
    けどほんま
    ケッペーちゃんが
    ひらめき過ぎててすごい。
    すぐに刑事になれそう。
    犯人逮捕やってすごい貢献してる
    糸口を掴むんがすごい上手い。

    ケッペーちゃん平野水品のコンビも
    楽しかった

    けど何で
    キャリーケース持ってたじぃちゃんが犯人て
    パズルがハマったんかが謎。
    意外なパズルで。
    ケッペーちゃんみたいな下っ端が
    取り調べみたいなことして。
    けどやけんこそ
    畠中さんから話聞けたんかな。

    永田は今後どうなっていくんか。
    1年以内に死ぬ交番。
    平野はどうするんだろう。

  • うわー。
    被害者は残忍な加害者だった。
    色んな点がしっかり繋がっていき、まさにpuzzleだった。
    一見関係なさそうだった事案がそーなるかと面白かった。
    エピローグがまた怖い!
    なに、どーなるの?!

  • 東京駅おもてうら交番・堀北恵平シリーズ 第3弾。
    プロローグが少しずつ長くなり、昔の事件とリンクしてる。

    鑑識の研修中である恵平は、ペイさんが置引き犯を交番に
    連れて行くところを引受けたまでは良かったが、
    スーツケースの中には切断された男性の胸部が入っていた。
    連続的に見つかる男性の遺体の一部分だったが、
    謎が謎を呼び、捜査は混乱する。

    このシリーズの楽しみの1つでもあるけれど、
    小ネタや蘊蓄が充実していて楽しい。
    専門家やペイさんの観察眼など、驚くことが多かった。
    次も楽しみです。

  • 3作目!今回の事件は胸糞悪さやグロさが結構ありました…が、え!?という展開があり、最後はおぉ…となる意外さと切なさのあるお話でした。
    犯人が結構ギリまでわからなかったです!
    今回もサブキャラ達の活躍満載、そして肝心のうら交番についての進展もあり、続きがさらに楽しみになりました!
    今はもう最終回が既刊となっておりますが、残りの巻でどんな展開があるのか、最後ケッペーちゃんはどうなるのか、知るのがとても楽しみなので、あらすじも我慢しておりますっ!

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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