かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 64
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041089101

作品紹介・あらすじ

14歳の"なずな"は、行方知れずの父の無事を祈りつつ、神田花房町にある居酒屋「ともえ」で働いていた。美人女将のお蔦、板前の寛助とともに奮闘していたが、お客にお店に、思いもよらぬ騒動が――。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読む 志川節子氏の本である。
    居酒屋ともえ繁盛記と記されているから、シリーズ物かしら?なんて思いながら、読み始めた。
    時代小説が、好きである。
    そして、先日は、和田はつ子氏の 季三料理人捕物控を読んだばかりである。

    5話からなる看板娘のともえが、主人公。
    そして、菱垣廻船の水主だった父の行方不明が、最後の「二十六夜待ち」で、記憶喪失ながら、父が、帰宅出来る事に。
    それ迄には、アンコウ鍋、ぼらおヘソ焼き、アサリの佃煮入り卵焼き・・・・と、醤油一つで、酒のあてが、異なる事に。
    関西の砂糖入りの甘い卵焼きと関東の出し巻きとは、又違っているだろうなんて、思いながら料理を読んでいた。

    人情話なども少なく、江戸のちゃきちゃき感もなく、少し物足りない様な感じであった。

  • 志川節子 著「かんばん娘」、2020.1発行。鮟鱇、かんばん娘、出世魚、ふるさと、二十六夜待ち の5話。神田花房町にある居酒屋「ともえ」が舞台、30代半ば美貌で小粋な女将のお蔦、お蔦と幼馴染で5つ年上、板前の貫助、お手伝いのなずな14歳の物語。志川節子さんにしては少し物足りない感じもしましたが、シリーズ化していただくと嬉しいです。

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著者プロフィール

1971年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、会社勤務を経て、2003(平成15)年「七転び」で第83回オール讀物新人賞を受賞。2013年『春はそこまで 風待ち小路の人々』が第148回直木三十五賞候補に。清廉な人物描写、江戸の気配を情感豊かに伝える文章に定評がある。その他の著書に『手のひら、ひらひら 江戸吉原七色彩』『煌』『花鳥茶屋せせらぎ』『ご縁の糸 芽吹長屋仕合せ帖』がある。

「2022年 『かんばん娘 居酒屋ともえ繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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