こわい本7 闇 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041089965

作品紹介・あらすじ

人間の内面に存在する「闇」をテーマに収録。「闇のアルバム」全24話はブラック・ユーモアやSF、ファンタジーなどオムニバス形式のホラー・ショートショート。スリリングな夫婦関係の恐怖を描いた「凍原<ツンドラ>」、少女の切なる呪いの物語「百本目の針」、雨が降ると現れ娘をさらおうとする女は……「雨女」、男の内面の深い闇が異形へとつながる「首」、他、「本」「スクール」を収録。巻末企画に、YOUさんの書き下ろしエッセイ、稲川淳二氏と楳図かずお対談を収録。楳図かずおインタビューも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 「闇」がテーマの7巻は、全体的に短い物語が多いです。が、だから物足りないかというとまったくそんなことはなく。短いぶん、余計に突き刺さってくるものがある気がしました。
    オムニバスショート・ショートである「闇のアルバム」がどれも凄い! どれもが恐ろしく、しかしユーモラスだったりブラックだったり。最後の一ページをめくったところでがつんと来ます。特に「井戸」「来客」「見知らぬ女」がお気に入りですが。じわじわ来る「小さな出来事」「蛾」も良いなあ。
    「凍原<ツンドラ>」「首」も好きな作品。これって本当に真相がどのようなものだったのか、断定できないところが良い気がします。気持ち悪さが残って、それが印象的でした。

  • 収録されている「闇のアルバム」初めて呼んだが面白い。1ページ1コマという構成は漫画というより絵物語に近いか。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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