ゴブンノイチ

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104576

作品紹介・あらすじ

真夏のダム湖に、死体を捨てにいく5人の姿があった。大富豪の依頼は簡単な誘拐、難なく大金が手に入るはずだった……。想定外のトラブル連発で最悪の展開を向かえてしまった5人、美人ナースと患者4人の運命は!?

感想・レビュー・書評

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  • 5億円をかけて悪事に走る5人組の物語。

    1死体を捨てる五人 八月九日 午前四時十五分
    2取調室 八月十一日 午前四時三十四分
    3傷だらけの男たち 八月五日 午後二時五分
    4取調室? 八月十一日 午後四時五十七分
    5大富豪の依頼 八月五日 午後二時十九分
    6ドライヤー女の伝説 八月五日 午後五時四十二分
    7取調室? 八月十一日 午後五時十一分
    8最強の痴女 八月五日 午後九時三十八分
    9一寸法師 八月六日 午前十時三分
    10夜中の秘密会議 八月六日 午後十時十五分
    11五人の赤ちゃん泥棒 八月八日 午後二時五分
    12取調室? 八月十一日 午後五時三十二分
    13博子の決断 八月八日 午後二時四十一分
    14川崎の魔女 八月八日 午後七時二十六分
    15大富豪の裏切り 八月八日 午後十一時七分
    16人妻との戦い 八月九日 午前零時三分
    17最悪の事態 八月九日 午前四時五十分
    18切り札・渋柿多見子 八月九日 午後五時八分
    19魔女の登場 八月十一日 午後二時十一分
    20ドライヤー女への依頼 八月十一日 午後三時三十二分
    21取調室? 八月十一日 午後六時十九分
    22クライマックス 八月十一日 午後七時二十三分
    23ツトムの未来 十二月十七日 午後十一時四十二分

    同じ病室のツトム、タクさん、八郎、ウッキーは、天使のような看護師・博子に誘われて、大富豪の子供を誘拐する犯罪に加担することに。

    しかし待っていたのは殺害された死体。

    誰が味方で、誰が敵なのか?
    二転三転する展開に、誰が勝ち抜けるのか?


    川崎の魔女まで出てきて大騒ぎですが、サンブンノイチの方がインパクトあったかな。

  • 物語りのテンポなどは変わらずよかったんだけど、ラストだったり全体の出来栄えはサンブンノイチの方がよかったかな。

  • 入院患者四人と看護師が金ほしさに赤ちゃんの誘拐依頼を受けたら嫁が死んでたりする話。
    展開が早くて、複線もちゃんとしてて、ラストもスッキリ。

  • 2015/08/05。
    移動中。
    1/3の次は、1/5。
    でもって次は1/7。
    世界観は繋がっている。期待通り。

  • 「山田うどん」は埼玉のソウルフードの一文は同意。そうか、山田うどんは全国区ではなかったのか。

  • くだらない事故で入院し両腕にギプスをはめられた瞬間から、ツトムの悲劇は始まった。同室の曲者3人―頭を打ち時々記憶喪失になるウッキー、アゴを割られて喋れない超イケメンの八郎、草野球でアキレス腱を切った元プロ野球選手のタクさん―と退屈な毎日を過ごしていたある日、天使のようなナース・博子が驚きの犯罪計画を持ちかけてきた。それは、埼玉一の大富豪の依頼による“赤ちゃん誘拐計画”!報酬はなんと1人1億円!決行すべく大富豪の屋敷に侵入した5人は、次々と予想外の事態に遭遇、なぜかダム湖に死体を運ぶ羽目に。見る間に泥沼にはまり込んでゆくツトムたちと、大金の行方は―。

  • 状況が二転三転するのは楽しめましたが、男子特有のノリとか、主人公のバカさ加減にはついていけなかったです。

  • ブンノイチシリーズ第二弾。
    渋柿さんが出てきた以外はシリーズ的には特に共通点もなく、シリーズとして謳うのには無理もあり、特別に面白くはなかったです。

    ところどころで、フッと笑ってしまう場面や読みやすさは健在ですが、正直、サンブンノイチでやめておけばよかったなぁという感想。

    でもナナブンノイチまでまとめ買いしてしまったので箸休め作品として読もうと思います。

  • 図書館で借りた本。

    佐々木ツトムは、オーシャンズ11を観て、スリ師にあこがれ、凄腕のスリ師に弟子入りしようとして失敗し、酒に酔って両腕をトラックに轢かれて入院していた。
    そんなある日、天使のような看護師の博子から、お金儲けの話を持ちかけられ、同室のウッキー、タクさん、八郎と博子、ツトムを入れて5人で5億円の仕事を引き受ける。
    サンブンノイチの続編と思って読み始めたが、黒幕が共通の全く別の話だった。
    結局、誰が生き残って、どうなったのかはヒントをもとに想像するしかないのかな。

  • 2014.2.19

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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