怪物メイドの華麗なるお仕事 (2) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 58
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111857

作品紹介・あらすじ

魔王の部下でアンデッドのコニウム博士の屋敷に行くことになったスミレたち三人娘。ところが同じアンデッドという理由で興味を持たれたローズが囚われてしまう! ローズを救うため、奔走するスミレたちだったが!?

感想・レビュー・書評

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  • 基本的に派手な物語展開は少ないのだけれど、その代わり水戸黄門のように安定したストーリーによって構成される一話完結型の物語を楽しめるようになっているね
    また、アンデッドのコニウム博士を始めとした人外達が織り成すおどろおどろしい雰囲気に対して、潜入するすみれ達のきらびやかでありながら穏やかな雰囲気が組み合わさって良い印象を持てるようにもなっているね

    そしてこの第2巻では早くも変化球じみた話も混ざり始めている
    いつもいつもメイドとして潜入してばかりでは華がないと言わんばかりに偶然訪れた場所に魔王の魔力が見つかる『偽りの愛』、スミレと社長の二人で潜入することになる『茸の老婆』

    特にこれまで後方支援が中心だった社長の個性が見えてくる『茸の老婆』は面白かったな
    ナチュラルに女装させられているんだけど、「俺に似合わない服などないっ!」と豪語して受け入れているのは流石の貫禄(笑)
    それでいながら話の内容は死を控えた老婆の末期を看取るかのようなものであるためにじ~んとくるようなものに……
    小さな頃に色々と教えてくれた老婆の死。社長が何も思わない筈はないのだろうけど、スミレに教え諭したように仕事を優先。それでいて、最期の最期には何も言わずに老婆の望みを叶えるために手を取った
    その言葉を介さない不器用な優しさが示されるシーンはとても良いものだったね


    社長がピックアップされれば気になってくるのは現魔王との因縁。その好奇心を早速刺激するように登場するのは魔王直属のメイド隊
    ここで登場するのが単純な戦闘部隊ではなく、スミレ達と同じメイドというのはちょっと面白いね
    相手方もメイドを繰り出してきたということは、今後潜入先で鉢合わせることも有るのだろうかと気になってしまうね

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