脳科学捜査官 真田夏希 ストレンジ・ピンク (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 197
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116562

作品紹介・あらすじ

神奈川県茅ヶ崎署管内で爆破事件が発生した。捜査本部に召集された心理職特別捜査官の真田夏希は、SNSを通じて犯人と接触を試みるが、犯人は正義を掲げ、連続爆破を実行していく。人気シリーズ書き下ろし

感想・レビュー・書評

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  • 前作が2編編成という形だったので、それで終わりかと思いきや、あっさり新刊が出た。
    しかも、織田と上杉の過去の序章から始まるという形で。新章突入なのか、これまでの事件より、少し事件自体が社会派となっており、かもめ★百合の出番も少なめ。
    茅ヶ崎や藤沢で連続して起きた爆発事件。
    実的な被害は少ないものの、犯人がSNSで犯行声明を出した為、夏希にも捜査本部への参加要請がされる。
    どこで事件が起きても、所轄も含め、登場人物が変わることのない、このシリーズ。
    なので、捜査本部に突如現れた、夏希の秘書を買って出た捜査一課情報係の真夕の存在は最初から違和感…
    ラストまで読んでも、予想通りの展開で、何故そこまで犯人に気付かないのかが謎。
    ラストで、再度織田と上杉のやりとりが登場。
    どうやら、2ヶ月続けての発刊らしいので、何かしらの続きが読めるのだろう。
    事件の描き方が甘い今作だが、ついつい読んでしまう…

  • 事件自体は大きなものでもなく、犯人も序盤でわかりました。事件も街中ではなく比較的郊外なので普段と少し異なりました。犯人への夏希の声かけ等、不覚にも泣いてしまいました。

    序章と終章の織田と上杉のやりとりがとても気になります。次作がとても楽しみです。

  • ネタばれになっちゃうかもしれないですが、今回は犯人が割と序盤で分かってしまいました。今作では横浜の都市部を離れて、割と田舎が舞台となります。身近な場所も出てきたりして楽しかったです。

  • 序章での織田と上杉が訪れた函館、次の作品で書かれている様で早く読みたいです。

  • シリーズ9作目。前作で外国の諜報機関とのバトルに巻き込まれるスケールの大きさを見せたのでどうなるかと思ったら、スケールダウンして旧作の暖め直しのような作品に成っていたので残念です

  • 新しい展開に向けて、ということだろうが、なんかあっさりすぎかな

  • シリーズ第九弾
    いつもより序盤はゆっくりスタート。中盤から後半にかけてのフル加速であっという間のら一気読みでした。
    たぶんそうかなという読みと外れて欲しいなという思いで読みました。最後に救いがあって良かった…。

  • 真田夏希シリーズ。
    今回はアリシアとの絡みは少なめ。

    織田さんとはずっとこのままなのだろうか。

    犯人へ迫っていくやり方はさすが。

  • 茅ヶ崎でおきた人的被害のない小規模爆発。SNSで正義を掲げる犯人とSNSのプロバイダーで判明する人物。ただ、心理職の真田的にはそこにギャップがある。心理的な面で追う真田とプロバイダーから迫る加藤刑事たち。二面から追う展開はやっぱり面白かった。
    また、犯人が内部犯っていうのは、次回以降の織田と上杉にかかわりのある「かりな」に繋げたかったからなのかもしれず、とっても楽しみ。

  • シリーズで主人公の恋物語がどう進むのかも気になって読んでいるけど、正直若干マンネリ感もあるかなぁ・・・。正直あまりひねりもなく、回収するべき布石も少なく、ストーリーとしては比較的単純な気が・・・。

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著者プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2023年 『脳科学捜査官 真田夏希 エキセントリック・ヴァーミリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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