- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041117286
作品紹介・あらすじ
人見知りで要領の悪い日和は、なんとか滑り込んだ就職先でも叱られてばかり。会社をやめようかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められる。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げる日和。、宇都宮、和歌山、秋田、青森、沖縄と、パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、満喫していく。
ひとりで暮らす叔母の体調が悪いと聞き、秋田まで様子を見に行くことにした日和はせっかく遠出をするのだからと、母の憧れの地である奥入瀬渓流にも立ち寄ろうと計画する。優柔不断で自分にも自信のなかった日和が人とのふれあいによってひとまわりもふたまわりも成長していくのだった。さらに、想いを寄せる蓮斗との関係にも変化が起こり……。
グルメ×旅×おひとりさま女子に贈る、人生満喫本!
感想・レビュー・書評
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シリーズ第3弾。安心して読め、かつ日本各地を主人公の目線で旅行した気分になれる本。今回の行き先は、宇都宮の餃子から始まり、和歌山、秋田&青森、沖縄。時は2021年、コロナの収束がまだ見通せず、恐る恐る旅する様子が描かれていた。また気兼ねなく旅行できるようになって本当に良かった。どの行き先も、そこの郷土料理も魅力的で、旅に出たくなる。主人公の日和が密かに思いを寄せる蓮斗さんもちょくちょく登場し、ますます旅のモチベーションが上がり楽しい日々だろうな。蓮斗さんは親切だけど確かにその好意が恋愛感情なのかは分からない感じで、続きが気になる。一人旅に出るようになり、明らかに日和の運気は好転している様子が窺え、旅はやっぱり良いなとつくづく思った。
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ひとり旅の楽しさを知った日和にも、"コロナ禍"の波は直撃する。
が、なるべく人と接触しないやり方で、移動にも気を使い、工夫しながらひとり旅を楽しむ日和の姿に少し勇気付けられる。
"不要不急"と言われるかもしれないけど、日々を彩る楽しみは、人には必要なものだと思う。
ただ、ラストの話は沖縄旅行が舞台だったが、沖縄といえば、人口に対して感染がめちゃくちゃ多いところで、ややおさまってきたとはいえ、そんなとこに東京から行くかね…という気はしなくもなかった…特にその前、和歌山へ行くときは、散々悩んだり家族を説得したりという描写があったのに。
感染が落ち着いて、旅行もしやすくなった風に書いてあったのは、もしかしたら、この本が出る頃にはきっとそうなっているはずという、希望的観測が含まれていたのか。
そろそろGOTOを復活させるとかいう話も出ているようだけど、まだそこまで落ち着いた感じもしないような…
次巻が出る頃、世の中がどうなっているかも楽しみなところだ。
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日和のひとり旅シリーズ3作目。
宇都宮の餃子、和歌山のアドベンチャーワールド、青森の奥入瀬、秋田(康楽館)、沖縄。
日和の成長と共に自分も行ってみたくなる。旅メインだから、恋愛はほんのり程度なんだけど、それにしても展開がゆっくりなのがじれったすぎる。 -
引っ込み思案な女の子が、あちこち一人旅に出る話
その土地土地の食べ物にお酒の話には興味深い物があったが、そこに行くまで工程が長くてちょっと気になった -
旅行に行って美味しいものを食べる。
これが現実ならうらやましいですね。
小説だからだよね。
次が楽しみです。 -
こういう旅とかが一番読みやすくて何も考えなくて安心。秋川さんのは旅に出たくなる。
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シリーズの途中から読んだことに
最後に気づいた。
流し読み〜
こんなに事細かに書いてるなら
店やホテルの名前もしっかり書いてくれたらいいのに、
変なとこにぼかしがかかる。
全く興味のない旅先はすっ飛ばして読んだ。 -
主人公が少しずつ主体的に行動的に成長していってるのが良いなぁと思う。
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宇都宮、和歌山、奥入瀬、秋田、沖縄。
餃子食べたい!パンダ見たい!お酒飲みたい!
と思う一冊でした。
旅に出たくなりました。