大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝 (角川ソフィア文庫)
- KADOKAWA (2022年10月24日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041118498
作品紹介・あらすじ
資本主義批判と環境批判の融合から生まれる持続可能なポスト・キャピタリズムへの思考。若き俊英がマルクス研究の旗を揚げる! 2018年度ドイッチャー記念賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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「人新世の資本論」に感銘を受けたので本書を読んだが残念ながら自分には難解過ぎた。ただ、資本主義が自己崩壊的に自然環境も破壊せざるを得ないという矛盾を抱えているとマルクスは考えていたというのはイメージとして掴めた。本書を読んだ後「人新世の資本論」を再読し更に理解が深まった。
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これはすごく難しい本ですね。本気のマルクス本と言いましょうか、「資本主義的生産様式」とか「経済的形態」など漢字だらけの固い用語が頻繁に出てきて頭がクラクラしました。その為前半はボヤッとしたまま読み進めてしまいあまり覚えてない…
中盤のリービッヒやフラースが出てきたあたりで何とか持ち直し、物質代謝の具体的説明は新鮮に読めましたし新しい気付きもありました。
それにしても経済学者とばかり思っていたマルクスがこれほどまで自然科学分野に興味を示していたとは驚きです。
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