極道さんは見守り上手なパパで愛妻家 (角川ルビー文庫)

著者 : 佐倉温

• KADOKAWA (2021年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

一家団欒の時を楽しむ佐知たちの前に刑事・山田が現れ、ワケありの犬を預かることに。その可愛らしさに史は「うちのこにしよ！」と夢中になる。ひとりぼっちの犬に自分を重ね合わせていたのだ。だが賢吾は飼うことに反対し…？　いつか訪れる別れを経験させたくないという賢吾の親心だと察した佐知は、傷つくことから守るだけが親の役割ではないと諭す。いつだって賢吾は佐知と史の知らないところで、優しさを与えようとするのだ。そんな中、元の飼い主の手がかりが見つかり…？

感想・レビュー・書評

[じゃねこさんの感想 · 2022年1月2日]

賢吾と佐知の仲は揺るがないものであるけれど、佐知だって嫉妬するから、思い知らせてやる！の行動が可愛いです。そんな佐知に頭を下げる賢吾の潔さは格好いいですねぇ。この二人、ホントに大好きです。
史が賢吾と佐知の両方の資質を受け継いでいて、血の繋がりより強い絆の繋がりと成長を感じ、親戚のおばちゃん的な感覚のアタクシ、涙でした。
佐知のエロス度がどんどん上がるのは気のせいではないはず！愛だわねぇ。

著者プロフィール

大阪府在住。第15回角川ルビー小説大賞にて『これだから童貞は』で読者賞を受賞。『上司と子育て同棲中！？』『砂漠の王子に見初められています』を執筆。

「2023年 『極道さんはイタリアでもパパで愛妻家』 で使われていた紹介文から引用しています。」