怪物メイドの華麗なるお仕事 (4) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041121825

作品紹介・あらすじ

魔王とその部下に、遂に正体がばれてしまったスミレたち。新しい派遣先に向かうと、そこには魔王直属メイド隊が先回りしていて…!? そして、社長とローズとアイビーが魔王城を追われた理由が明かされる!

感想・レビュー・書評

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  • 現魔王直属メイド隊の接触が前巻では描かれなかったものだから、この巻でもすぐには接触しないかと思いきや、案外すぐに出会うことになったね。それどころか会って時間を置かずジェットコースターかのように事態が急転していく様は緊迫感がある

    普通の依頼主を装って接触してきたリコリス達の罠は周到。そこに訪れていたのがスミレとアイビーだけでは流石に防ぎきれるものではない
    でも、そんなリコリス達からしても予想外だったのはスミレの持っていた鎌の存在か
    あの鎌って「センスがある」という理由だけでスミレに預けられていた物だけど、意外ととんでもない武器だったのか……。アイビーやスミレを圧倒したミュゲに手傷を負わせるとは実は魔力を奪う以外にも凄い能力を持っていたりするんだろうか?


    遂に接触してしまった現魔王側の怪物。ならスミレも無関係というわけには行かない
    そうして語られるのは過去の話だね。アンデッドのローズに人造人間のアイビー。どちらもオーソドックスな怪物だけど、そういった存在ならそこに至る来歴が有るわけで
    あまりにもあまりな理由で殺されてしまったローズ、暗殺者として造られたアイビー。どちらもまともな来歴ではなく働く場所もまともではないけれど、厳しい魔王然とした顔でありながら優しさを湛える王兄が居た事でその環境も良いものに思える
    また、現在は敵対しているソフィーなどがローズが一緒に働いていたなど、今となっては考えられない光景ばかりなのも意外性が有るね

    それでも現在に続く萌芽はやはり有って……
    使用人を慰労するパーティーの場であっても不快感や不和を隠そうとしない王弟ルーインなどは判りやすい
    そしてラストの描写…。これがローズ達が現魔王と袂を分かつ原因となる事件へと繋がっていくのだろうか?

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