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- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041126851
作品紹介・あらすじ
人質として送られたヒト族の王子・エリシャは、獅子王・ディオンとの謁見で項を噛まれる。故郷で「獣憑き」と迫害されるオメガだと発覚し、孤独に苛まれるエリシャ。一方、かつて父王が「運命の番」に溺れ、周りを不幸にした轍を踏むまいと、ディオンはエリシャに会わないと宣言する。だが蠱惑的な柘榴の香りに誘われ、眠るエリシャの許を訪れずにはいられない。夢うつつの中で誰からも必要とされていないと涙を流すエリシャに、ディオンは「俺が貰って構わないな?」と告げ…?
感想・レビュー・書評
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貫井先生のお話は、ドンピシャ好みです。健気受に溺愛獣人、最初から最後までずーっと溺愛し続けるスパダリ獣人は予想通りで大好きです。
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王族として扱われていなかったのに、人質が必要になった途端に利用されることになったエリシャ。でも、それを理不尽だとか腹を立てたりもしていないのが悲しくなる。それが普通だと思っているのが伝わってくるから。本能から惹かれあうようになったディオンとエリシャ。きっかけはアルファとオメガだったことだけど、それだけではない関係になっていく2人。母国でも、人質として行った先でも差別されたエリシャだけど、ディオンと一緒に少しずつでも穏やかな暮らしを手に入れられるといいな。と思った。エリシャがヒト族の国に戻されることは絶対になさそうなのが嬉しい。
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★3.5
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