後宮の検屍女官4 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 397
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041130223

作品紹介・あらすじ

皇帝の寵妃殺害の罪で、延明が投獄された! 後宮中に衝撃が走る中、後宮の検屍女官・桃花は彼の冤罪を晴らすため立ち上がる。呪殺されたとされる寵妃の死の真相を検屍によって解き明かそうとするが……?

感想・レビュー・書評

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  •  今回のこの展開は面白かった。
     でもまぁ、これでも中華風の世界観ですから、親が子供を殺すなんてありだろうし。(自分の子どもを自分で殺して、ライバルのせいにするなんてざらのお国柄)

     今回はたくさんの助けがあればこそ解決できた事件でしたね(*^^*)

  • 4作目にして一連の事件が一区切りしました。

    冤罪が蔓延る後宮ですが、本当に予想外の連続でした。

    延明は囚われ桃花はほぼ眠くならず、今までとは違った話の展開です。いつも延明の根回しで検屍官桃李として活躍していましたが、今回は他の協力者とともにかなり前面に出てきていました。

    中華後宮のことをよく知らなかったのですが少しずつわかってきて、面白いと同時に怖い思いでいっぱいです。

    まだ続くといいですね。

  • ものすごいところで終わった3巻から、どうなることかと思ったが、きっちり丸く収まって一安心。
    絶対大丈夫だと思いながらもだいぶハラハラした。こんな高揚感は久しぶりだったかも。
    真ん中の二人もそうだが、脇のキャラクターも魅力的。
    いちおう一段落といった感じだが、まだ続くと思っていいのだろうか…?
    もう少し、この先も読ませて欲しいものだ。
    【追記】
    全て解決したあと、「女は怖い」を連呼していたけれども、"女を怖く"しているのは、「後宮」という男が作ったシステムなんだよコノヤロー、と明記しておきたい。

  • 殺人の動機、理解できない部分があって、難しかった。

  • 面白かった。
    みんな怪しくて誰が黒幕かなかなか分からず面白かった。
    延明と桃花の距離感がちょうどいい。

  • 4巻で一連の事件の決着がつきました。
    一番手に汗握る巻でした。恐るべし後宮…。
    そして気になる参考文献「宦官 中国四千年を操った異形の集団」‼️

  • 延明が投獄された結果、いつもよりも活動的でやる気に満ち溢れた桃花を見ることができた。
    延明の思いはどうもまだ一方通行のように見えるが、桃花と延明が2人揃って褒美に月見を願ったというところにちょつとニヤニヤしてしまった。桃花が延明の思いに気づく日は来るのだろうか。

  • どうなることかとひやひやした。
    今回も面白く、満足。

  • 978-4-04-113022-3
    C0193.¥640E.

    後宮の検屍女官 ④

    著者:小野はるか(おの はるか)

    令和4年2022/011/25. 初版
    発行所:株式会社 KADOKAWA

    ------裏表紙より
    帝の寵姫殺害に加担したとして、掖廷令・延明が投獄された。
    衝撃の報せに後宮中が揺れる中、検屍女官こと桃花は、彼を冤罪から救うために立ち上がる。
    妃は呪殺されたとされており、透過は検屍を通じて死の真相を究明しようとする。
    だがその時、延明がという獄中で新たに殺人を犯し自らも命を絶ったという報せが入り…。
    幽鬼事件から始まった後宮に渦巻く陰謀の正体、そして寵姫の死の真相とは?
    すべてかが明かされる驚愕の第4巻。
    ------------------------------------------
    目次

    1 巫蠱の禍
    2 毒と仙薬
    3 動かしがたいもの


    ----------------
    気が付かなかったけど 目次のフォント 雰囲気あるなぁ。ひらがななんて 恐怖文字的なw

    時間が空いて、3巻の内容を忘れちゃっているけど、確か火事の後始末だったよなぁ・・。
    --------------
    桃花 とうか(時々桃李:とうり)
    孫延明 そん えんめい 宦官 養殖の掖廷令

    点青:てんせい 青い目の中宮宦官皇后のお気に入り
    華允:かいん 延明の書記兼雑用係、少年宦官
    公孫:こうそん 延明の副官 中年の宦官
    才里:さいり 桃花の同僚で友人。恋バナ好き
    紅子:こうし 桃花と才里の同僚。姐さん女官
    梅婕妤:ばいしょうよ 後宮1区に住む最高位の妃嬪
          皇帝の寵妃。後宮の権力者
    張傛華:ちょうようか 梅婕妤と親しい8区の高級妃嬪
    八兆:はっちょう 老検屍官。桃李に興味を持っている
    冰暉:ひょうき 延明と桃花の連絡係の青年
    夏陀:かだ 帝の筆頭侍医である太医令(たいいれい)を務める宦官 病弱で、腐刑は受けていないが宦官だという。目も線もほそいがにこやかな笑顔
    扁若:へんじゃく 太医署の気位の高い少年宦官 夏陀の助手
    -----------------------

    点青の叫びで始まる第4巻、すでに延明は投獄されている。
    のっけから えー!ってつかまれる出だしでスタートw


    1巻からのあれこれ、宦官と寵妃のトラブルは解決していたがその裏にいた黒幕や、それに付随する 家、一族、人々の布石を回収した巻でした。
    桃花に才里や延明など、家族ではないけれど、大切に思う人たちについて、改めて意識させる出来事が起こった。
    次の5巻はどうなるのだろう?
    残るネタは、帝が政に必要な皇妃をどう判断するか。
    桃花と延明はどうなるのかの方向に話が振れると、ちょっとラノベラノベしてつまらんかもなぁ…。
    5巻も楽しみです。



    「梅が枯れて困るものなど、ここにいるだろうか」
    張傛華(張雅媛:ちょうがえん)

  • 二人のキャラ設定があまり好きじゃないなぁーと思いつつ読み始めた1巻。
    しかも短編と思い込んでいたが、徐々にそれが伏線となり4巻で見事完結。
    想像以上に練り込まれた内容がとても面白くて良かった。
    検視官なんで、死体の描写が少し突っ込んで書かれてるが、これ以上かかれたら無理という手前で抑えてるので、その点も良いかな。
    二人のキャラも4巻になると良い感じ。

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著者プロフィール

福島県在住。「ようこそ仙界! 鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉を受賞してデビュー。「後宮の検屍妃」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉〈読者賞〉をダブル受賞。

「2023年 『後宮の検屍女官5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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