なーんにもできないギャルが唯一できるコト (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 35
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041136478

作品紹介・あらすじ

転校してきた超美少女ギャルが、俺の隣の席になった。そして義妹になった。さらに、激押ししてる神絵師だった! でも、彼女は絵を描くこと以外には”なーんにもできない”ヤツで、あらゆるお世話が俺の役目に!?

感想・レビュー・書評

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  • 父親が再婚して出来た義妹・凉風は、隣の席の超絶美少女なギャルで、推し絵師だけど、生活力皆無。その為、ご飯やら着替えやら身の世話をすることなり、1粒で2度も3度も美味しい目に。とにかく凉風が可愛らしく、テンポよく読める面白い作品でした。
    本作は何と言っても最後の引きが結構特殊。今後の展開に非常に期待できそうです。ただ、1巻まるごとプロローグ感が出てしまったように思えるのは残念。
    後は、涼風はホントになーんもできないですが、なーんもできない事で、新太にいいことが連鎖的に転がり込む設定は中々うまいなぁと。
    本編に全く関係ないですが、スマホと指で絵を書いているのが本作読んでの一番の結構衝撃。液タブぐらいは必須だと思ってた。

  • 嵐山新太、父親の突然の再婚で妹ができた高校生
    そしてそのまま新婚旅行へ行く両親、残される新太と妹
    その妹とは隣の席の気になる美少女・一ノ瀬凉風だったという兄妹ドタバタラブコメ?

    凉風は日常生活が何もできないけど自分をモデルにした絵だけは描けるといういろいろ秘密の多い少女で、今後どのような展開になっていくのかという点では興味深い

    ただ、新太がやっていることってほぼ介護だし、それを悪びれもせず要求する凉風って個人的にはすごく不快
    同居が始まって新太がひとりドタバタして1冊終わりって、単なるドタバタラブコメならそれでいいけど、秘密少女ものとしてはまだ単なる導入段階でかなりもの足りず
    かなり残念

    【以下再読のための備忘】

    ・隣の席の一ノ瀬凉風が気になる嵐山新太、突然の父の再婚で妹ができ、そしてそのまま両親は新婚旅行へ
    ・風呂場になぜか半裸の一ノ瀬が…そう、突然できた妹とはまさに彼女だったのだ
    ・同居のため片付けをする新太、その間凉風は料理をするがまったくできず、それどころか日常生活すら怪しいだめ女だったのだ。しかも片付けが終わらず寝る場所がない凉風は新太の部屋で寝させることを要求する、断る新太
    ・だが凉風は新太一推しの神絵師「心ぴょんぴょん」であることが判明、リクエスト絵を条件に凉風の要求に屈する新太
    ・絵のリクエストをしたところ凉風が描いたのは自分をモデルにしたバニーちゃん
    ・さらに何もできない度合いがひどく介護状態……
    ・陽キャ安城唯に二人の関係がバレていそうで?

    【内容:アマゾンから転記】
    神絵師でギャルな義妹と送る、世界で一番うらやましい同居ラブコメ!

    俺が引き当てた“宝くじの大当たり”について語らせてくれ。
    その一・転校してきたギャルが、俺の隣の席になった
    その二・父親が再婚した結果、そのギャルが俺の義妹になった
    その三・義妹になったギャルは、俺が激推しする神絵師だった
    まさにチート級の大当たりだが、簡単にいかないのが人生だ。
    彼女は絵を描くこと以外“なーんにもできない”ヤツでーー着替え、メイク、お風呂、添い寝、あらゆるお世話が俺の役目に!? でもそのお礼に俺のリクエストでイラストを描いてくれるって!?
    神絵師でギャルな義妹と送る、世界で一番うらやましい同居ラブコメ開幕!

  • さすがラブコメの旗手。
    あとがきによればタイトルからストーリーを膨らませたとのこと。
    動かせ方とかあざとさとかは十二分に発揮されている。

    ただし短い。
    匂わせオンパレードのラストは続巻確定なのだろうね?
    続編なければ、ただの尻切れ。今巻は前編、次巻が後編が穏当か。
    まとめて一冊にしろやとは思う。

    ラブコメ・イン・ザ・ダークも3巻でないし。

  • 「なんにも」じゃなくて「なーんにも」と長音をあえて使うあざとさ炸裂のタイトルに1KO。表紙の美少女に2KO。そして大輔さんへの信頼感に3KO。転校してきた超絶美少女が父親の再婚で義妹となり、さらに激推しの神絵師で、でも日常生活がなーんにもできないギャルという属性てんこ盛りのヒロイン・涼花とモブ系オタク主人公・新太の日常を描くコメディでした。「唯一できること」は絵を描くこと。果たして本当にそうなのか。大輔さんのヒロインがそんな単純な訳はないよね。彼女だけでなく作品自体に色々と仕掛けがあるようなので、この先の物語がどう展開されていくか大いに気になるところ。続きが楽しみです。

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