クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった4 (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2023年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041137314
作品紹介・あらすじ
『クラスで二番目に可愛い』朝凪海と俺・前原真樹は、この春二年生になった。
海とは別のクラスになってしまったけど……登校前の30分は、変わらず大事な恋人同士の時間。
廊下越しにスマホで交わすメッセージもなんだか新鮮だ。
海の新しい友達に“彼氏くん”として迎えられたり、拡がる人間関係に戸惑いつつ、期待に胸が高鳴りもして――。
そんな俺のクラスには、天海さんの他にもう一人目立つ人物がいた。
遅刻常習犯でいつも冷淡な荒江渚。
天海さんが話しかけても無視するばかりで、クラス一丸とは言い難い中、クラス対抗球技大会が迫り!?
手を取り合って、ぶつかって。青春と恋が芽吹く第4巻!
感想・レビュー・書評
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応援フラグからの最後、思ったとおりの展開で胸が苦しい。
どう転んでも切ない終わりの未来しか想像できないんだが。
ドロドロ関係は嫌なんだが〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■書名
書名:クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった4
著者:たかた (著), 日向 あずり (イラスト), 長部 トム (イラスト)
■感想
4巻です。
2年生になった真樹、海、夕たちのエピソードですね。
と言ってもほんの1か月間のお話です。
それぞれが別のクラスになり、それぞれの人間関係を構築していく様は、現実に
沿っていると感じます。
もう昔のことであまり覚えていないけど、友達作りってそんな感じだったかな?と
思います。個人的に、高校生までで深く友達になった人っていないんですよね。
高校生の頃、自分はそんなに人見知りではなく適当にやっていたと思いますが、
大学卒業後ぐらいからは、人嫌いというか人見知りになりましたね。
学生と社会人で人との付き合い方がガラッと変わるので、そこら辺が原因かも
しれないですね。
学校ではなくバイトで出会った人が一番長く続いている友達という変な関係でした。
今考えると、結構無意識に壁を作っていたり、踏み込まなかったりしていたんだろう
な~と思います。
あと、振り返ると、昔から「過去に興味が無い人間」だった気がしますね。
中学、高校卒業後に、それでも連絡を取りたいという気持ちになることがまあ無かった。
ただし、大学については別で卒業後も何年間か、結構あっている感じでしたね。
さすがに色々な環境が変わってきたので、会うことはほぼ無いけど、けど会えばなんか
普通に話せるだろうな~という感覚はあります。
中学、高校の人は会っても何話していいかわからんし、話すこともないという感じですね。
むしろ初めましてとして、新しく色々話す感じしか想像できない。
本当に、中学、高校の記憶ってほとんどないし、顔、名前すらほぼ覚えていないので。
まあ、同窓会とか行かないので、そういう機会もあるとは思えないけど。
自分の想いを記載してしまった。
本の感想としては、こういう記憶が読み起こされる程度に自分の感情を揺さぶられた作品
です。
と言ってもライトノベルですから、崇高なものは一切ないです。
そんなの当たり前。
2年生になったみんながそれぞれ悩みながら素直に感情を表現しくいく様は、読んでいて
清々しい感じがします。
個人的に最後の夕のエピソードが気になりますね。
さすがにここから三角関係とかにしてもあまり意味ない気がするので、その展開だけは
止めて欲しいけど、多分そうなるのかな?
多分、三角関係というよりは天海夕の一方的な初恋と失恋と成長を描く感じですかね。
この小説の空気的に、海と夕の仲が決裂することはないと思うし。(悪くなって仲直りという感じかな?)
本作は今までに比べ、真樹と海の甘い話が少し少ないかな?
次の巻も楽しみにしています。 -
徹頭徹尾、天海夕が荒江渚を尊重することは一度もなかったな、と。
渚が自身で折り合いをつけきれておらず、考えるために立ち止まり向き合っている過去の経験を、夕が無断で掘り返して、人間関係に恵まれた自分と同じスピードで歩き同じ方向を向くことを強いたのが今回の話。
そんな強引な迫り方で、もしも渚の心に取り返しの付かない穴が空くようなことがあったとき、夕にその責任が取れるようには思えなかった。
「攻略対象のゲームキャラ」のような一方的な対峙のやり方は、第1巻で好ましいと感じた部分と正反対を行ってるように見えて、寂しいな。 -
学年上がり二年生、学校あるあるのクラスマッチのお話(球技大会)
カクヨムではここ辛くなってとばしちゃってたんですよね。でもグッドエンディングで良かった。
この巻のMVPは夕ちゃんです。
最後の最後のエピローグに大爆弾ぶっ込んで来たので正直不穏感満載ですけどさ、頼むよ