- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041137741
作品紹介・あらすじ
製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。正宗と2人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは。
岡田麿里監督がみずから執筆した、劇場アニメの原作小説!
感想・レビュー・書評
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前半と後半で、想像していた情景が全く変わった。
前半は、私達が生きている、ここ、現実と同じような気がしたけれど、
後半からだんだんと、景色に白い光が混じっているような、まさに夢の世界、“まぼろし”の世界のように想像できた。
映画が公開されるということで、先に小説を読んでおきたいな、ということで購入し、読んでみました。
ラストに向かうにつれてテンポが速く、良くなっていきます。
「君の名は。」や、「天気の子」など、ファンタジー系が大好きな人には刺さるはずです。正直、私には難しかったです。
映画で答え合わせをしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映像は見ていません。
小説だけでは読みとれない部分が多いと思います。
どうにもハマらなかった作品。
なんだか全般的に話が浅いと言うか、薄っぺらいというか。
最初の構想とラストのオチは決まっているけど、その間のストーリーが書き込みきれておらずふわふわしているので、読み終わっても、え?なんで?都合よくない?という釈然としない思いが残りました。 -
劇場アニメのほうは見ていません。
たまたま書店で見かけての購入です。
製鉄所が町の主要産業とした町で、製鉄所で爆発事故が起きますが、それから一体どうなったのかが分かりにくいので(意図的にそうしてあるのですが)、序盤は退屈な印象ですが、徐々に、主人公がいる世界の意味が明らかになっていくにつれて面白く読めました。
ファンタジーの要素があるので、クライマックスのシーンなど、アニメ栄えすると思いました。 -
Amazonの紹介より
「あの花」の岡田麿里がみずから書き下ろし! 新作劇場アニメの原作小説!
製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。正宗と2人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは。
岡田麿里監督がみずから執筆した、劇場アニメの原作小説!
個人的に「あの花」が好きだったので、今度映画化される岡田さんの作品はどんなだろうと興味深々で読んでみました。
正直、読んでいる段階では、あまり世界観がわかりませんでした。あらすじを読まずに挑んだのですが、所々「?」が頭に思い浮かぶばかりで、なかなか物語の世界に入りきれませんでした。
というのも、
爆発事故が起こったのに、次の場面では何もなかったようになっている⁉︎
周りの町と寸断され、日付がわからない状況に陥っている⁉︎
などなど、今の状況が過去なのか、未来なのか、はたまた時代は今どこ?といった普通じゃない状況が次々と登場するので、ずっと「?」の状態でした。
ただ、後半になると、その状況が何となくわかってくるのですが、その間にも別の疑問も湧いてきて、結果としては感動したのですが、それに至るまでの状況を整理するのが読んでいる段階では、把握しづらったかなと思いました。
読了後に後ろから振り返る形で、一つ一つわかってきたので、小説としてはちょっと・・と思ってしまいました。
ただ、映像とセットと考えると、よりわかるかもしれません。
物語の鍵を握る謎の「少女」。出会ったことによって段々とこの世界の秘密が明らかになったり、主人公との繋がりが明らかになったりするのですが、後半のシーンが特に印象的でした。
「少女」をある方法で「救出」しようとするのですが、主人公とヒロインの「少女」に対する活躍に熱意やスピード感も相まって、手に汗握りました。
また、謎の「少女」の正体に驚きましたが、ラストに向けての活躍に感動を誘いました。映像化したら、どうなるか気になるところです。 -
映画を見てから読めばよかったというのが読み終えてすぐのいちばんの感想。情景描写がなかなか難しくて、あまり雰囲気をイメージ出来なかった。工場の印象が私の中で薄いせいかも。
でも、これはアニメ映像を見たら変わりそう。登場人物の名前もよく似ていて、読んでいる最中に、あれ、これ誰だっけ…?となってしまったので(これはわたしの記憶力のせいですが)、やはり映像や音ありきの作品な気がする。
読み終わったあとに、季節の感覚とにおいだけが残った。
青春のあの痛い感じやもどかしい気持ちなどが鋭く描かれているところはとても良かったので、映像を見てからまた読み返したい。
追記。この感想を書いた後に、思いつきで予告編をみた。気づいたら泣いていた。映画が心底見たくなった。 -
基本的には映画に忠実。
映画を見てからノベライズに興味を持ち読むことにしたが、小説を先に読んでいたら大した感想も生まれずに読むことを止めていたと思う。
ノベライズというには完結すぎる。復習版。 -
製鉄所の事故があった日から、その町はおかしなことになった。空にできるひび割れ。ひびを埋める白い狼。日付を数えるのは禁じられて、時々失踪者が出る……正宗はある日、同級生の睦実に製鉄所の中に案内される。
なんだこれは??????って終始なってた。なんだこれは?????いや、概要というか話の流れは理解できなくはないんだけど、ないんだけど……いや何だこれ?なんか訳のわからんSFが説明の足りんまま雰囲気と勢いだけで終わった感じ。なに??アニメで見ると違うのかもしれないけど、もうとにかく終始「なに?????」だった。あと佐上(父)が落ち目のカルト団体みたいな感じでこわい。