数学の世界史

著者 :
  • KADOKAWA
3.80
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 222
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041141434

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 数学がどのような流れで今の形になったのか。数式を抑えて、概念の変遷を中心に、わかりやすく丁寧に書かれている。
    数学史というわけではないけれど、数学というものを俯瞰的に捉え直すことができて楽しい。
    昔、ベルの「数学を作った人々」で人を中心に数学をながめ、吉田洋一と赤攝也による「数学序説」やクーラントとロビンズの「数学とは何か」などで数学の内容をもって数学をながめたのとはまた違う満足感がある。
    ただ、終盤19世紀以後が駆け足で過ぎ去ってしまい残念。丁寧に書くとそれだけで分厚い本にならざるを得ないだろうから仕方ないかな。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

かとう・ふみはる 1968年、宮城県生まれ。東京工業大学理学院数学系教授。97年、京都大学大学院理学研究科数学数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院助手、京都大学大学院准教授などを経て、2016年より現職。著書に『ガロア 天才数学者の生涯』(角川ソフィア文庫)『物語 数学の歴史―正しさへの挑戦』『数学する精神―正しさの創造、美しさの発見』(以上、中公新書)『数学の想像力―正しさの深層に何があるのか』(筑摩選書)、『宇宙と宇宙をつなぐ数学―IUT理論の衝撃』(KADOKAWA)、
『天に向かって続く数』( 共著、日本評論社)など。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤文元の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
川上未映子
ウォルター・アイ...
伊坂 幸太郎
E.H.カー
ウォルター・アイ...
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×