ゆうずどの結末 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.66
  • (20)
  • (28)
  • (29)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 529
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041142059

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 体験型ホラーと帯に書いてある通り読者を巻き込む形のホラーで、こういうのが苦手な人だとめちゃくちゃ怖いのでは。話は連作短編ぽくなっており、ずっとこのノリだと飽きるかな?と思っていると、ミステリ風にすぐ裏切って来るのがとても良かった。実際の本を題材にするところは、紙の本に貢献する意味でも良い取り組みだと思うし、違う意味で呪いがあり、いやらしくて良い感じ。最後のページ(絵の方)はぞっとする。

  • 怖くて面白かった。何度捨てても戻ってくる本というのはどこかで読んだ気はするけど…。読んでも呪われない人もいるというのは救い。

  • 人それぞれ、好みもあると思います。

    最近のホラー作家の新人さんの作品に魅力を感じないのは私の感性が古くなったせいなんでしょうかねぇ。

    ごめんなさい、私には向かない作品でした。

  • 呪いは本当にあると思っているけど、めちゃくちゃ怖くはなかった。
    小説は小説。
    ヒトを呪えば穴二つは一つは相手のお墓の穴でもう一つは自分の墓穴って知ったときにほんまのことやねんなってわかった気がした。
    ゆうずどは古本のことでもあって、図書館の本のことでもあって、人に借りた本のことでもあるのが面白いところかな。
    要するにヒトが怖いってこと。
    人怖はあんまり好みじゃないけど、この作者さんの他の本も読んでみたくなりました。

  • 呪いの本を読んだ人は死ぬ。
    よくありがちなテーマだけど、ちょっと新感覚な書き方でおもしろかった。
    あまり怖くはなかった。
    著者の他の作品も読んでみようかな。

  •  久しぶりに背筋がゾワゾワする感覚を覚えた読書体験だった。謎のホラー小説『ゆうずど』に呪われた四人の物語+プロローグ+エピローグ(最終話)からなる短編集で、読んでいて不気味な雰囲気に取りつかれるような感覚は『リング』や『近畿地方のある場所について』に似たものを感じた。黒い栞を目にする度に背筋が凍るような思いだった。

  • ふん、こんなもの、怖かったです。ありがとうございました

  • 怖かった!!それぞれ違う登場人物が、伝説の呪いの本に翻弄される。現代的な話もあれば、牡丹灯籠みたいな古典的な話もあり、バラエティ豊かだった。そして全部怖い。

  • 読んだら死ぬという呪いの本にまつわる連作短編集。
    何とか助からないのかな…とかどうやったら呪いが解けるのかな…などとハラハラして読んでいましたがいつの間にか恐怖が身近に迫って来ていました。
    友達や家族に勧めたいけど貸したくない本です。

  • 昨日買って一気に読んだ。多分これは本を読む人だったらみんな怖いんじゃないだろうか。たまたま手に取った本が呪いの本だったら、、、そんなことはないとは思いながらも次の本に伸ばす手が慎重になってしまいそう。おもしろかったです。

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

滝川 さり:1992年生まれ、兵庫県神戸市出身。2019年、「お孵り」で第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉を受賞して、デビュー。現在大学職員。

「2020年 『おどろしの森』 で使われていた紹介文から引用しています。」

滝川さりの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
井上 真偽
澤村伊智
夕木 春央
呉 勝浩
高野 和明
雨穴
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×