となりのナースエイド (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.65
  • (39)
  • (128)
  • (93)
  • (20)
  • (2)
本棚登録 : 1590
感想 : 118
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041143117

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今、TVドラマが絶賛放映中の作品。
    面白かったです。


    桜庭澪28歳は看護師助手の医療行為のできないナースエイドを星嶺大学医学部付属病院でしています。
    その病院で木下花江という70歳の患者の食道がんの手術が行われる直前に花江の腰痛の様子がいつもと違うことに澪は気づき、担当医の大垣に訴えますが退けられてしまうのですが、病院の看板の天才外科医、竜崎が澪の話を聞き、花江が解離性大動脈瘤であることに気づき二つの手術を同時に行い成功させます。
    そして大垣は処分を受けます。

    また、澪の住んでいる安アパートの隣の部屋になんと竜崎が住んでいたのです。
    竜崎は家賃にお金をかけずアパートの部屋を他に二部屋借りて外科手術のトレーニングをその部屋でしていました。澪には竜崎が実はコミュ障だということもわかりました。
    竜崎は澪が手土産に持ってきた辛子明太子の包みを紐で縛るのを見て外科医結びであるといい、澪は本当は外科医であると見抜きます。


    以上ネタバレもありましたが、滑り出しのストーリーです。以下本当にネタバレしていますので、これから読まれる方はお気をつけください。






    澪は外科手術を失敗して大切な姉が自殺したのが自分のせいであると思い込みPTSDを起こしメスが握れなくなっていたのでした。
    そして星嶺大学医学部付属病院の火神教授の勧めで、この病院にとある事情でナースエイドとして働き始めたのでした。
    そして竜崎と澪は次々に病院で起こる事件を解決しながら手術を行い最大の難事件(難手術)に向かっていきますが…。



    ストーリーは全部伏線が張り巡らされていて面白かったし、ナースエイドとして患者の心に寄り添う澪とそれを支える竜崎のコンビがとてもよかったです。
    澪の同僚のナースエイドたちの活躍ぶりもよかったです。
    最後は大円団で派手なアクションシーンもあります。
    竜崎のコミュ障の原因もわかります。
    エンタメ至れり尽くせりです。
    続きがあればぜひ読みたいです。

    この本は、明日、看護師の国家試験を受ける予定の姪に送ってあげようと思います。

  • 知念先生、お待たせしました!!

    もちろん発売日は知ってたし、楽しみにしていた一冊。
    ここ最近、知念先生の新作はほぼ発売日に手にして一気読みをしてきましたが、本書は手にするのに少し時間がかかってしまいましたm(_ _)m
    TVドラマも一昨日終わっちゃいましたしね^^;

    ちょっと予定があるので、感想は後ほど(o・・o)/~

    ☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*
    コホン(´ρ`*)
    では、改めて。

    今日はこの前の休日出勤の代休ということでお休みを♪
    休みをいい事に、昨夜は少し夜更かしして他の本を読んでいましたが...
    ∑(๑ºдº๑)!!
    アラーム解除し忘れた...

    ということで、無意味に早起きとなった平日休みを満喫しようと今日も行って来ましたよ、いつもの蔦屋書店(⑉• •⑉)

    やっぱり平日だと空いてますね(笑)

    coffee飲みながら選んだ一冊は、そうです本書「となりのナースエイド」(*´▽`*)♪

    ドラマは見てないんですよね^^;
    (知念先生ごめんなさいm(._.)m)

    ドラマもきっと面白かったんだろうなぁ...

    だって、やっぱりのめり込んでの一気読み♪

    正直に言うと、「崩れる脳を抱きしめて」や「傷痕のメッセージ」の方が、どんでん返しと読後感で言えば上だと思います。

    でも、ドラマ化するなら「となりのナースエイド」ですね(*^^*)

    少し映像化を意識した作品として描かれたのかな??って思える感じが満載でした。

    主人公はナースエイドの澪、助演男優は天才外科医の竜崎。
    (竜崎先生をW主演にしちゃダメな作品)

    患者に寄り添う澪、手術の技術こそが全てと考える竜崎。

    対極にいる2人、当初は意見も対立しますが、患者を救いながら、過去と立ち向かいながら、双方に歩み寄り成長していく姿。

    そして徐々に明らかとなる2人の過去。

    熱きヒューマンドラマですが、これきっと続編くる気がします(๑•̀ㅂ•́)و✧カモーン




    最速ドラマ化! 訳ありナースエイドと天才外科医のノンストップサスペンス

    新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と時にぶつかりながら、医療行為が許されない立場で患者に寄り添い、癒していく。澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し事件がまだ終わっていなかったことを知る――。
    どんでん返しの連続に息を呑む、ノンストップ医療サスペンス!

    著者について

    ●知念 実希人:1978年、沖縄県生まれ。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、『誰がための刃 レゾンデートル』(のちに『レゾンデートル』と改題し文庫化)で作家デビュー。15年、『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞。18年より『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』で本屋大賞にノミネート。他の著作に「天久鷹央」シリーズ、「祈りのカルテ」シリーズ、『傷痕のメッセージ』『ヨモツイクサ』など多数。

  • ついこの間、TVドラマを見終わった!
    ドラマも毎週楽しみにしていたので最終回もあっという間だった。

    この本があとになってしまったが、やはり夢中になりノンストップで読む。
    TVドラマの場面もちらほら浮かんでくるのだが、全く同じということはなく、高度な医療の凄さはやはり原作で感じるところが多かったように思う。

    天才外科医の竜崎大河と外科医に戻ってもナースエイドの仕事もする桜庭澪の今後も気になるところである。

    続編もあるのかな。






  • ドラマ始まる前に読んでおこうかなって思って年末に買っておいたのに積読になってました。結局ドラマも見てないのですけど。
    とゆうことで読んでみました。
    なんだか目まぐるしい展開の中、言いくるめられちゃった感じが強くって流されて考える隙を与えず思考停止させられ、自在に夢想できないところが残念な読後感でした。

    新人ナースエイド澪と天才外科医竜崎のハチャメチャ医療サスペンス。ナースエイドの仕事についてよーく理解できました。どことなく訳ありでただ者じゃない空気臭わす澪なんですが2話目で身バレしちゃうとか展開早すぎ、スルー出来ない性格で猪突猛進、搔き乱しながらも事件を解決していく。そんでもって隣の住人が竜崎先生だったなんてラブコメ展開。姉が掴んだ重要な秘密って結局なんだったのか雲に巻かれたように解らず仕舞い。火神細胞とかなんなん。
    難病のシムネスとか架空の病気だったんだ。乗れば数分で吐き気を催す医療マシーン「オームス」って絶叫マシーン「ドドンパ」と変わらないポテンシャルなんじゃないかと思ったり。嘘もホントも入り混じってまことしやかに語られるとみんな、まやかしにみえてくる。作中でてくる裏社会や詐欺の宗教団体しかり、USO800てんこ盛り。謹慎中に盲腸の手術して医師免許剥奪されちゃった竜崎先生が可哀そうでした。
    なんだかブラックジャック誕生秘話のような話でした。

  •  桜庭澪、28歳は新人のナースエイド(看護助手)として、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。そこで、ストイックに手術技術の腕を磨くことに固執している外科医の竜崎大河と出逢うことに…。澪は医療行為ができないナースエイドだからこそ、患者自身に寄り添いたい…ふたりは衝突しながらも、澪の姉の事件の真相を追うことになるが…。

     この作品、リアルで疲れ切っていたところに読んだこともあって、途中で寝落ちしてしまうことが続き、そんなことをしていたら図書館の返却日に間に合わなくなりそうになり、ドタバタ読んでしまいました。だからかな…いいところを読み落としてしまったのかもしれません…。

     途中までわかりやすかったんだけれど、だんだん…あれ??ってなって、ラストは結局どうなったの??で、読み終えてしまいました。続編に期待を寄せるレビューが結構ありますよね、私も同じ気持ちです。このままだと、ちょっと消化不良的な感じかなって感じてしまいました。ドラマを観ていたら、違った読後感が得られたのかもしれませんね…。

    • つくねさん
      かなさん、こんにちわ!

      わかりますよぉ、返却日近づくとドタバタ読んじゃって物語の中に入り込めずに終わっちゃうことあるあるです。
      寝落...
      かなさん、こんにちわ!

      わかりますよぉ、返却日近づくとドタバタ読んじゃって物語の中に入り込めずに終わっちゃうことあるあるです。
      寝落ちすることも結構あって、夢の中でもストーリー続いていたりとか
      何度も同じページ読んでたりとかあったりです。
      最近予約していた本がどんどん入荷してきて、図書館2つ掛け持ちしてると返却日それぞれ違うしバタバタしちゃって
      ベルトコンベアーで流れてくる本を次から次へと点検して読んでるような感覚になってきててアタフタしてます。







      2024/04/30
    • かなさん
      つくねさん、こんばんは〜!
      つくねさんのレビューにも共感できたんです。
      火神細胞とは?でもって、オームスとか、シムネスとか…
      疲れたて...
      つくねさん、こんばんは〜!
      つくねさんのレビューにも共感できたんです。
      火神細胞とは?でもって、オームスとか、シムネスとか…
      疲れたて凝り固まった私の脳は
      適応できなかったみたい(;´∀`)
      別のタイミングで読めたらよかったのかもしれないと
      私は思いました。
      あと、返却期限に追われながら読んだものよくなかったぁ…
      この作品、知念先生のでドラマ化もされて人気の作品で
      私の後に予約している方もいるし、
      延長して借りることもできないし…
      余裕がなくて、あたふたしちゃいましたねぇ…。
      2024/05/01
  • 話の内容がわかりやすく、展開も早く、ミステリー要素もあり面白かった!
    ドラマで今放映されており、ドラマ観てないけど、次回から観てみよかな。

    医療ミステリーは難しそうで避けがちですが、誰にでもわかるように描かれていて私でも読めます。
    全国トップクラスの外科医と、患者に寄り添うナースエイドの物語。
    外科医でもプラチナ、ゴールド、シルバーとランククラスがあったりと…。
    なぜナースエイドになったのか、過去の背景、真実がどんどん伏線回収されていき、終盤へ。

    結局、秘密はなんだったんだ??
    描いてましたっけね?
    続編出るのかな、それとも私が読み飛ばしか理解不足かな、まあどちらにせよ良いです。
    読みやすかったーー_φ(・_・

  • 訳ありナースエイドと天才外科医のお話。
    2人の出会いややりとりが微笑ましい。
    ノンストップの展開にハラハラしながら読みました。知念実希人さんの医療ミステリ、面白いです!

  • ☆4

    ドラマを見ていないのですが、以前から気になっていた作品です。
    恥ずかしながら…看護助手さんのことをナースエイドと呼ぶということを、この作品と出会うまでは知らずにいました。
    物語自体はとても面白く、続きが気になってどんどん読み進められたのですが、謎が残ったままの終わり方だったので…続編が出るのかどうか気になります!

  • 新人ナースエイド桜庭澪と天才外科医竜崎大河のノンストップ医療サスペンス。
    ドラマ化されるとのことで、面白そうだなと思い活字で読むことに。
    面白かった!後半は一気読み!これでもかというぐらいハラハラドキドキしたし、謎も残されたままなので、多くのレビューにあるように続編があるのだろう。なかったら悲しい…。
    澪と竜崎が、理想の医療でぶつかり合いながらも認め合い、互いにトラウマを乗り越え進んでいく姿も良かった。映像で見るのも楽しみ。
    あー、続編が待ち遠しい。著者の他の作品も読んでみたい。

  • 私自身がナースエイド…看護助手を挑戦してみようと思っていた為興味を持ち読了
    ドラマは観ていなかったけれど、観れば良かったなぁと思う

    個人的には第1章、第2章が好きかなと
    ナースエイドのお仕事を教えてくれる
    介護とは似ているようでやはり違うんだなと思いながら読んでおり、自分の将来的な部分で勉強になったように感じられた
    それ以降は主人公である桜庭さんのお姉さんの死についてが語られていく
    彼女は自殺ではなくて他殺なのか、と
    その真相に迫っていく様はドキドキしたけれど…色々盛り込み(裏の世界とか宗教団体とか)が多くてその部分では正直なんか思ってたのと違う……と思ってしまった
    勿論面白かったけれど…日常系から急にSFに鞍替えしました!というような謎の気分
    サスペンスをうたってるから日常系では無いのは確かなはずだけど、多分1、2章は現実味があり3章以降が現実味が無さすぎるのが原因なんだろうなって
    ナースエイドの焦点だけを私が求めてしまっていたのもあるとは思うけれど笑
    だからそれを含め、私は1、2章がとても面白かったなって思う

    そして最後はあんまり救いがないような…
    根本的な解決にはなってないよね!?って
    最終的な真相は謎に包まれた状態だから、その最終的な真相を私は知りたいんだー!笑
    ということで、2巻が出ると良いなと思う読了でした
    竜崎先生もなかなかに救いがないなぁ!笑
    彼は最終的にどんな人生を歩むのかが私は気になってしまう
    ほんと、後味が悪いわけでもないけど大団円でもない終わり方だなぁ

    とりあえず、桜庭さんや3人の看護助手さんのような患者を想う真摯な気持ちやプロ意識を持って働くことは私にはできないと思うけれど、目標として彼らみたいなナースエイドになり看護師や医師を支えられたら良いなと思った

全118件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

知念実希人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
知念 実希人
知念 実希人
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×