小説 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM (下) (角川コミックス・エース)
- KADOKAWA (2024年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041148051
感想・レビュー・書評
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TVシリーズから20年を経て公開された劇場版。その脚本に名を連ねる後藤リウによるノベライズである。映画には登場人物が出てきたり、描写の補足があったりする。劇場版を見た方にはおすすめできる。
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私の中にあなたがいます。あなたの中に私はいますか。
SEEDの世界を描ききったストーリーに感動した劇場版。キラとラクスにはもうこのまま二人で幸せにゆっくり生きてほしいと願っていたけれど、そうか、そうだよね、争いの種が燻り続ける世界はこれからもキラを必要とし、人々はラクスに導いてもらいたがるんだろうね。
世界を平和へと導いていくのはラクスじゃなくて、争いあう人々を止めるのはキラの力じゃなくて、この世界に生きる自分たちだっていうことにいい加減気づかなくっちゃいけない。
劇場版では描かれなかった登場人物たちの細やかな心情やエピソードをノベライズで知ったことでキュッと身が引き締まる思いがした。劇場版を観ただけでは(3回も観たのに!)感動と興奮するだけでそんなところまで考えもしなかったな。
もちろんノベライズにはクスッと笑っちゃうようなエピソードなどもあるし、劇場版を観た方にはとても楽しめる内容となっているよ。
“繋ぐふたりの手のために、その手を強くするために、互いのことを知りましょう。
話します。
私の心にあるたくさんのこと。小さなことを。
だからあなたも私に話してください。
あなたの心の中にある、たくさんの小さなことを……。” p256 -
#読書記録
#機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM(下)
#後藤リウ
脚本家の方が書くノベライズは、映画の再現の解像度が違う。
〈カタパルト接続。全システムオンライン。〉
から、〈進路クリア。ディスティニー、発進どうぞ〉の一連は、文字で読んでも身震いするよ。
艦首衝角"ゴウテン"はやはり"轟天"と書くのだろうか。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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アスランに対して観客皆が思っていた「お前が言うか」をメイリンが代弁してくれててとてもよかった。
あとアスランとカガリの後日談もよかった。 -
上巻より追加の描写は増えています。ちょい役のイザディア虎の動きがちゃんと書かれていて嬉しかったです。映画にはなかったエピローグが追加されています。