小説 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM (下) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041148051

感想・レビュー・書評

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  •  TVシリーズから20年を経て公開された劇場版。その脚本に名を連ねる後藤リウによるノベライズである。映画には登場人物が出てきたり、描写の補足があったりする。劇場版を見た方にはおすすめできる。

  • 私の中にあなたがいます。あなたの中に私はいますか。

    SEEDの世界を描ききったストーリーに感動した劇場版。キラとラクスにはもうこのまま二人で幸せにゆっくり生きてほしいと願っていたけれど、そうか、そうだよね、争いの種が燻り続ける世界はこれからもキラを必要とし、人々はラクスに導いてもらいたがるんだろうね。
    世界を平和へと導いていくのはラクスじゃなくて、争いあう人々を止めるのはキラの力じゃなくて、この世界に生きる自分たちだっていうことにいい加減気づかなくっちゃいけない。

    劇場版では描かれなかった登場人物たちの細やかな心情やエピソードをノベライズで知ったことでキュッと身が引き締まる思いがした。劇場版を観ただけでは(3回も観たのに!)感動と興奮するだけでそんなところまで考えもしなかったな。
    もちろんノベライズにはクスッと笑っちゃうようなエピソードなどもあるし、劇場版を観た方にはとても楽しめる内容となっているよ。

    “繋ぐふたりの手のために、その手を強くするために、互いのことを知りましょう。
    話します。
    私の心にあるたくさんのこと。小さなことを。
    だからあなたも私に話してください。
    あなたの心の中にある、たくさんの小さなことを……。” p256

  • シリーズ集大成。

    映像を観て、ノベライズを読んで、本当に終わってしまった。
    ちょっと寂しいと思いつつも、こんな興奮度MAXの映画が観れた、読めたことに感謝。


    迷いを振り切ったアスランが、自暴自棄になりつつあるキラをタコ殴りにしつつも、「お前が言うか」と、ツッコまれるシーン

    カズイが変わらずカズイであること(一番普通の人間らしいし、彼のデスティニープランへの思いにちょっと共感もする。)に安心感を覚えるシーン

    作戦バジルール、ニコルの戦術
    ブリッツデュエルに安定のイザーク節

    不可能を可能にする男、
    デスティニーでイキイキする丸くなったシン

    破廉恥なシーン(笑)(ラクスに関してはノベライズでは多少控えめ?脳内カガリは割り増し?)

    ことごとく可愛そうなアコード勢と月光のワルキューレ

    新キャラのミレニアムのメカニックと艦長のキャラクターも大好きでした。

    などなど、挙げたらきりがないほどに懐かしさと新しいさと普遍的な「愛」に溢れた作品でした。


    <完>




  • #読書記録
    #機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM(下)
    #後藤リウ

    脚本家の方が書くノベライズは、映画の再現の解像度が違う。
    〈カタパルト接続。全システムオンライン。〉
    から、〈進路クリア。ディスティニー、発進どうぞ〉の一連は、文字で読んでも身震いするよ。
    艦首衝角"ゴウテン"はやはり"轟天"と書くのだろうか。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読了

  • 映画は初日に見ていたため、細かな設定やあの機体の正式名が書かれていたのにはビックリしました。
    エピローグはとても良く、映画版にも欲しかったというのが個人的な願望です。
    もう一度、映画を観に行きたくなりました。

  • 上巻よりは補完シーン多かったかな。
    挿絵も多め。
    カルラ倒してからのシーンは映画よりも足されているものが多いので(その分いいのか?と思うシーンも増えた)特にオーブの民は見た方がいいかも。

    アウラの幼女化について一つの解答が用意されたり、アルバートさんが映画よりもウキウキしていたり、例のカガリのシーンの生々しさが上がっていたり、ノベライズ版なりの楽しみはありつつ、ただ「順当な」ノベライズという評価は致し方ないという気も。
    補完は確かにあったけども、小説版ならではの独自の展開は前述のカルラ倒してからの話以外はあまりなかったかなと。
    寧ろ印象的な台詞が削られていることもあって、物足りなさも否定できない。
    個人的には相変わらずアスランにキレ散らかすイザークが見られたのはよかったです。

  • アスランに対して観客皆が思っていた「お前が言うか」をメイリンが代弁してくれててとてもよかった。
    あとアスランとカガリの後日談もよかった。

  • 小説の方が登場人物の心理描写を詳細に知ることができる。それは上巻でも同じことが言えるのだが、下巻は戦闘シーンと切り替えの場面が映画では多い。見る側にとっては理解する余裕さえなくどんどん進んでいくので、細かいところをより理解できたのが何より嬉しい。

  • 上巻より追加の描写は増えています。ちょい役のイザディア虎の動きがちゃんと書かれていて嬉しかったです。映画にはなかったエピローグが追加されています。

  • 全体的には面白いし、心的描写もとても良かった。でも、ちょっとエピローグは蛇足に感じた。
    ちょっと、それまでに悩んでいたこと全部投げ出しました感がある。休んでも全然いいんだよ。でも……

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