僕だけがいない街 (1) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.09
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本棚登録 : 3062
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041205570

作品紹介・あらすじ

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画家として、メジャーデビューするものの、上手くいかない日々に、もがき続ける青年。

    ある時、時が戻ると言う不思議な体験をする。
    『再上映(リバイバル)』

    そして、母の死。
    犯人はだれか?
    そして何故、母を狙ったのか?

    愛するものを守れなかった激しい後悔。
    そして、リバイバルの結果、戻った時間は、何と...

  • 最近はインターネットカフェで漫画を集中的に読むことを覚えました。そこでマンガ大賞第三位になっていて、ふと読み始めたのがこれです。

    「再上映(リバイバル)能力」を持つ青年の、98年と2006年の殺人事件の謎を追ってゆく、非常に濃密、エンタメなサスペンスSFになっています。所々の伏線はどのように回収するのか。このまま破綻しないで行って欲しいと思います。三巻を一気読み。一年に二冊しか出ないみたいなので、完結はあと数年後か。(14.4.28記録)

  • タイムリープ×サスペンス漫画です。
    この漫画に関しては本当にネタバレ等読まずに読み進めるのが一番面白いです。中盤・終盤を読んでる時の緊張感はすごいものでした。
    伏線のしっかりしたサスペンス漫画を読みたい方にはおすすめの作品です。

  • なるほど、ミステリですか。そう考えると、タイトルもそういう方向性を表している訳で。起こってしまった殺人と、主人公の持つ能力の限界を示したところで1巻は終わってるけど、これはさすがに続きが気になりますわ。

  • これは面白い。主人公の周りで危険が起こるごとに発生する、「再上映(リバイバル)」。違和感を探そうとする主人公、その背景の書き込みが、自然で、質感があり、読ませられた。続きが気になるSFミステリ。

  • 人気があるので読んでみました。
    タイムループ/セツナ系かー。
    好きなジャンルです。
    「犯人探し」「ミスリード」とか、貼られた伏線の意味を探る楽しみと、
    「ああ、こどもの時、自分もこうしたかったのに…」「言えたら良かったのに…」というコンプレックスをちくちく刺されたりもします。
    「雛月を助けるために、自分を信用して欲しい!」という主人公の思いには共感します。
    が、コレ…雛月は主人公を好きになっちゃうパターンだが、彼はそこまで考えているのだろうか?
    カリオストロの城的な「あなたのハートだけ盗んで去る」とかは女子にはバッドエンディングです。

  • 構成や見せ方が特徴的でキャラも立っていて確かにおもしろいのだが、全体的に展開が速すぎたり言葉足らずだったりするので、そういう点が気になる人には向かないと思う。特にあとがきは、5W1Hがはっきりしないのでかなり違和感がある。

  • 次巻へと読み進めたくなるドキドキハラハラ感がたまらない!
    不幸な現実を過去にタイムリープして描き直しにいく物語...小学校の頃に身近に起きたある誘拐殺人事件と現在につながる因果...過去は変えられるのか。

    ちなみに帯の推薦文がまったく推薦していない!ということでも有名で、マンガ大賞2014第2位の作品でもあります。

  • 1巻丸々使ってようやく話がはじまった感じですかね。元の世界の人達は今後はなしに関わってこれるのかな。
    なお、タイトルの意味はまだわからず。

  • 漫画家志望の青年の厳しい現実。
    そういう物語の入りから予想してた展開…から一転!?

    物語は青年の特殊な事情。特殊な現象。

    初めに言っておけば、この巻は大きな序章である。
    しかし展開は緩やかではなく、テンポは良い。

    大きな伏線。
    散りばめられたピース。
    衝撃!

    全てはここからが始まり。
    …いや、正しくは「はじまり」であって、「ハジマリ」ではない!

    衝撃的なサスペンス。
    次巻に大きな期待を残して終わる。

    前述のとおり、この巻は序章である。
    ここで既に面白ければ、きっと以降の巻も楽しめることであろう!

  • 続きが気になる!

    とても大きな話になりそうな気がする。

    これはきれいに纏まればすごい話だし、纏まらなくても過程を楽しませてもらえそう。

  • これは文句なしの面白さ。高評点も納得。タイムスリップ能力を持つ主人公が、ある事件をきっかけに、過去に主人公の同級生らが巻きこまれた連続児童誘拐殺人事件にまつわる歪められた真実にたどり着く。主人公が図らずも過去と対峙し、手探りで謎を追いながら、過去に救えなかった人々を救いだそうというサスペンスフルな展開。タイトルから、孤独な青年か少年の心情を描いた作品かと思ってたらいい意味で裏切られた。おいおい先が読みたいぞ。

  • 主人公がなんでアイリの事を苗字の君付けで呼んでんのか気になったし、主人公の厨二感凄いなと思ったけど最後にまくられた

  • テセウスの船に似ている

  • 最後までハラハラして読みました。時間軸の移動と子供の誘拐事件の謎、現代で起きる事件とのつながり、よく考えられた作品だと思います。

  • 過去を変えれば、悲惨な未来を変えられるという話。
    ミステリー要素、子供の誘拐、ネグレスト、虐待という強烈な要素が、犯人をたたきのめしてほしい!という読者心理をあおる。
    犯人はだんだんと、あの人かも・・・と思いつつ、そうであってほしくないと思い読み進めました。

  •  時間がループすること、あるタイミングで時間が戻ってやり直せるというところから、殺人事件の犯人に迫っていくというアイデアは面白くて、引き込まれていく。マンガならではの、かわいらしい描写や動きのある展開で読ませてくれる。小説でも十分通じる内容ではと思う。ぜひ続きがみたい。

  • 絶賛している人が多かったので読んでみたが、予想していたのとだいぶ違う印象でびっくり。

  • 主人公は漫画家を目指す青年。
    バイト生活を送りながらも漫画家という夢を追いかけて生活している彼には一つだけ変な力があった。
    再上映と呼ばれるもので、なんかよくないことが起こるときに、自分だけ記憶はそのままに、事件や事故の直前にに戻ってしまう。
    こんな感じですが、上記では上辺だけです。
    中身はミステリー要素がいっぱいです。過去に戻って、過去の出来事と今の自分を繋げる一つの事件の解決が大きな目的になるのかな。
    世界観も作り方も面白い。過去を変えるための努力や他人の生き様も面白い。久しぶりに自分の的に刺さった漫画でした。

  • 素直におもしろかった!

    アラサー主人公(タイムリープ能力持ち)が、ある事件を未然に防ぐためにワーーーープ!
    …と思ったら自分の小学生時代に着いてしまい…!?
    主人公の小学生時代をどう変えることで、現在の事件を防げるのか―
    SF(すこし・ふしぎ)なサスペンス漫画 けっこうシリアスです

    今まで読んだことない種類の作品だった。
    能力が自在でない&主人公自身が小学生時代をあんまり覚えてないのが良い。
    読者が主人公と同じ目線で疑問をもったり焦ったりするから、臨場感とスケールがすんごく良いと思う。

    そんでもって、機械的な謎解きじゃなくて、色んな人の感情が絡んでるのもすごくリアル。
    謎がより複雑になったり予想外のところで泣けたりとか。
    早く続きが読みたい!
    反面、真実を知るのが怖い…
    サスペンスもので久々に好感がもてる作品に出会いました(上から目線ですみませ…)

    ただ、事件の題材がシリアス且つデリケートな問題なので、読んでいて辛いときが…(;ω;)
    絶対事件解決して、みんな幸せになってほしいよ

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著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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