絵が本当に綺麗、ほれぼれするほど美しい線の高城センセ、お話は辛いところもなく素直な展開で安心してさらっと読める感じでした。
同じ大学でのオムニバスということですが、関連はなかったかな。
「初めての失恋」メインかと思ったら一本だけなのね。制服フェチの真守(社会人)は弟(高2)の先輩の関(大学生)が、演劇に使うために弟の制服を借りて着ているところを見て一目ぼれ。ちょっとこの設定がなかなか頭に入らなくて苦労。大した設定じゃないのにな。真守の残念なフェチっぷりが良かったです(笑)巻末おまけもこのカップル。
「初めての告白」「初めてのケンカ」
ヲタクの後輩拓真とビッチな先輩由宇。同じマイナーな監督が好きなことがわかって……。ヲタクな髪を切ったらかっこいい、本当に好きな人ができてめでたしめでたし、と、まあ素直な展開。「ケンカ」の方は付き合ってから。最初から普通のカップルみたいにやり直そうと……。揉めた原因がよくわからず。拓真は友達を何してたのか??はてなで終わってしまった。
「初めてのくちびる」親友の話。片方に好きな人がいるとしり、もう片方は相談してもらえるような経験を積もうと……。お約束通り。
「初めてのオトコ」高校の時に半年だけ付き合っていたが、最後に怖くなって逃げてしまった、その相手と大学で再会。