死はやさしく奪う (角川文庫 緑 500-11)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041500118

感想・レビュー・書評

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  • 1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。この作者のバンドメンバーもの。ハードボイルド風になるのは、現代ものだといつものパターンだと思う。とはいえ、この作品はきちんとミステリーしている作品である。ラストはハードボイルド的作品だから当然なのかもしれないが、彼女を殺してしまうと言うのはちょっと受け入れがたい最後である。

  • 栗本薫が、こんな本格的な事件物を書いていることをはじめて知りました。

    筋や題材は、他の音楽物や事件物と似ています。
    結末は思い切りがよく、栗本薫ってこんな性格だったんだと初めて知りました。

    ロマンを追いかけていたのですね。

    他の作品を読む前に本作品を読まれることをお勧めします。

    他の作品を読んだ後でも、新鮮な感じがすると思います。

    読んだあとにいろいろな問題を読者に残したまま、
    続きを書きたくなるような作品でした。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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