指 (角川ホラー文庫 19-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041500637

感想・レビュー・書評

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  • 林間学校の寮で起こる奇妙で不気味な話
    案の定原因も正体も不明、回収されない伏線をいくつも残し話は終わってしまった
    なんだったのだ

    現代の話のはずだけど、小学校5年生の男の子にしてはちょっと。
    「キャァ」って悲鳴を上げたり、「~なのかしら?」って思ったり・・
    私には違和感がありすぎて読み進めるのが大変だった

    結局指ってのは主人公の不安定な精神が作り出した化け物だったのかなと思った

  • 子供口調と平仮名で正直読みにくい。 ストーリーも何事にも挑まない、煮え切らない主人公に苛々。 結局は彼ひとりの問題では?

  • さくっと読めました。
    通勤電車3つ分なんで、40分くらいかな?
    中学生から見た視点で書いてあるので、ひらがなも多いし簡単なカンジです。

    後味が、ちょっとなんだか悪めです。
    いや、おもしろくなかった、ではなく、「え、いや、だから、どういうコトなの…?!」て聞きたくなるような。

    海外のホラーは、びゃーって血がでてがーって追いかけてきて きゃーってなって、というのが主流らしいのですが、日本のホラーは化けてでる「理由」があって、「物語」があって始めて キャー になる、とどこかで聞いた気がします。

    その、和製な部分があまり前に出ていない、というか。

    理由とかなぞとか、解かれるのが好きなんだな日本人、というか私、と思いました。

    面白くないというコトは全くありません。
    が、知りたい部分がいろいろ謎のまま終わるので、ちょっとキモチ悪かったのです。

    なぞはとかれてしまうと怖くもなんともなくなるんじゃない?という話もありますが、
    やっぱり解かれるのが私は好きみたいです。

  • 指ではなく、顔に問題があったのか.

    人間の心理を描写し、
    怖いものを際立てようという栗本薫の意思は伝わってきた.

    栗本薫ファンなら、読んでも、ああ、こういう作品も書くんだということで納得できる.
    あるいは、こういう作品を読むのが好きなんだというのも納得できる.

    人間の描写もうまいし、筋の作りもうまいが、
    自分が読みたいものを書いているのかもしれないという気がしました.

  • 客観的な事実が最後まで分からず、何が言いたいのか理解できなかった。

  • 2010.4.14読了。
    ちょっと神経質な、家では虐待されてる小学生の男の子が、夏休みの林間学校で指型?の宇宙人につきまとわれて、だんだんおかしくなっていく話。ホラー。

  • 読んでいるうちになんとも暗ーい気分になってしまうホラー。どこからともなく湧いてくる異形の生物である「指」が怖い、つまりは「怪物ホラー」のように見えるのだけれど、実際は心理ホラー。主人公の少年の孤独感・疎外感が痛くて痛くて。後味の悪さもかなりのものかも。だけどこれぞホラー、という感触はしっかり。

  • 確かにホラーで、気持ち悪い。でも、あまり怖くは無かった。指だからかな。

  • 気の弱い少年、祐市は、林間学校のベッドに落ちていた「指」を見つける。
    そして次々と起こる奇怪な出来事・・。
    なんていうか、安いホラー映画を見たような気分。

  • 何だか気持ち悪くて….内容の理解は出来るけど,世界観までは理解できまへんでした
    (2004/3/4(木))

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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