- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041626153
感想・レビュー・書評
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真剣師
それは、日本将棋連盟に属さない、一方の将棋のプロ。
まぁ、日本将棋連盟に属してるプロが日向なら、真剣師は、日陰かな。
自分の腕だけで生きていくのは、同じやけど、街の将棋するとこで、お金かけて勝負する。何か、雀荘とかにいる麻雀のプロみたいなのと被さる気がする。
何にも囚われずに、自分の腕だけを頼りに生きていく…
誰でも一度は、憧れるけど、ホンマにやるの?っとなるとね^^;
勝てばリッチに、負ければ浮浪者やし…
野宿も厭わず、自分の自由だけ…
「勤めを捨て、妻を捨て、子を捨て、ただの風となって流れてゆく」
…ええなぁ〜
どうしよ〜?
って悩む前に、そんな腕がないんで、それ以前の問題なんで、悩む必要はないんやけどね(−_−;)
銀髪初老の主人公。夢枕さんにしては、珍しい。
肉体的な闘いはないけど、精神的な闘いは凄い〜
これも格闘小説なんやな…
勝負も生き方も…
真剣師はムリやけど、フリーランスになれんかな…って、まだ、しつこく悩む…(^^;; -
将棋の事がよくわからない人でも興奮します
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男くっさ〜い話し
ど〜しよ〜もなく堅物で不器用にしか生きられない
そんな男の物語り
男心が分からない女性が読むと分かっちゃうかも
あれ、男心なんて最初から分かっており、理解はしません!
って? -
時間があれば。
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将棋に興味のない自分にも、この世界で手に汗を握るような感覚が味わえた。「戦い」はどこにでもあるもので、その戦いにのめり込む男の哀しさは夢枕獏ワールドという同一のフィールドになるのだろう。
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一人の真剣師(お金などをかけて将棋をさす人)が主役で短編形式だった。将棋のことがわからんくても楽しめます。暗いけど。
主人公の文吉の息子の文平とその兄貴分の彦六という格闘家はこの作者の別の小説にもでてくるらしいので読んでみようかな。 -
渋くてよい
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読書に目覚めさせてくれた本。
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真剣師加倉文吉を中心とした、男たちの物語。
己の腕のみを頼みの“張り”、その背中にピッタリと張り付く漂泊の遣る瀬無さを描かせたらやはりうまい。
将棋は全く詳しくないが引き込まれた。
著者プロフィール
夢枕獏の作品






コメントありがとうございます!
憧れますね〜!多分、自分には出来ない事だから、余計に憧れて...
コメントありがとうございます!
憧れますね〜!多分、自分には出来ない事だから、余計に憧れてしまうのかもしれないですね^^;
続編か…
人気シリーズでさえ、あの状況なんで…
数年のことようなのが、軽く何十年超え…
しかし!是非、他のを押し退けて、書いて欲しいですね〜!
良い本!読めました!ありがとうございます!
いいですよね~「風果つる街 」
夢枕獏さんの異色の隠れた名作だと思います。
将棋で...
いいですよね~「風果つる街 」
夢枕獏さんの異色の隠れた名作だと思います。
将棋でしか生きられない。
将棋以外なにもない。
そんな男たちのギリギリとしのぎを削る差し合い。
好きです!!
この作品、darkavengers さんのレビュー読むまで知らなくて…お恥ずかしい話ですが…
確かに、隠れた名作で...
この作品、darkavengers さんのレビュー読むまで知らなくて…お恥ずかしい話ですが…
確かに、隠れた名作ですね〜!
こういうギリギリの差し合いって、何とも言えないものがありますよね〜
将棋って、ある意味、格闘かなって思ったりしてます。漠さんの作品にある格闘小説なんかに通じるもんがあるのかな?っと。
勝手な解釈ですが (^^;;
まぁ、変な解釈しなくても、面白いので良いのですが…^^;