- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041982013
感想・レビュー・書評
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自動的に文章が竹中直人の声で時に下品に再生される不思議なエッセイ。映画への偏愛と、巨匠に多い「オレが思ったんだから正しい」ではなく「オレこう思うけど、誰か言ってくれたら賛同するのに」という書き口が面白い。最後に擬音を付けるスタイルも印象的。ズキューン!(←オタク臭いな)
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竹中直人さんの映画への尽きぬ想い、破天荒でひたむきだった青春時代、そして父親としての日常。
竹中直人さんの原点があふれだす一冊です。
今明かされる、その素顔とは...
竹中直人さんの少年時代から今に至るまでの背景を知ることが出来ます。
そして、竹中直人さんの心を奪った女性たちのフルネームまで書いてあったり... -
「少々おむづかりのご様子」3
著者 竹中直人
出版 角川文庫
p82より引用
“これじゃあ、映画を観るのも“映画を観に行く”ではなく、
“情報の確認を映画にしに行く”ではないか、困ったものだ。”
俳優であり映画監督である著者による、
雑誌などあちらこちらに書かれた物に、
書き下ろしを加えたエッセイ集。
映画・役者評から著者若かりし頃のエピソードまで、
TVで見るつかみ所の無さが表れた文章で書かれています。
上記の引用は、
世の中の情報の多さに関する一文。
この記事の初出は1992年、
インターネット前夜でも情報過多に感じていた著者は、
今現在どの様に思っているのでしょう。
自分の意思で情報を遮断すればいいのでしょうけれど、
興味のある事に関する情報を我慢するのは、
結構なストレスになりそうな気がします。
数多くの情報を手に入れてなおかつ、
劇場に足を運びたくなる作品が増えればいいなぁと思います。
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何故でしょう?きれいな言い回しとか、美しい表現とか、無理に使わなくても、きらきらしたり、切なかったり、そんな印象の読後感です。
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080427(a 080505)
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好きな役者、竹中直人のエッセイ。
とくに彼が学生時代の話が楽しくてよい。 -
映画への造詣の深さに感服。単なるお笑いではないことを実感。女性を実名で登場させていることに感動。