夢魔の通り道 (角川ホラー文庫 53-1)

著者 : 村田基

• KADOKAWA (1997年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「夢」と「現実」の隙間から這い出してくる虫。あらゆる生物が生きたまま腐敗する世界。たった一日で悟りを得られる宗教の流行。植物と交わる女。子供を教育することが許されない未来、突如おのれの寿命を悟ってしまう人々の出現、永遠に終わらない悪夢の中に閉じこめられた男etc、etc…。轟音とともに、この世界が崩壊する。13の研ぎ澄まされた悪夢の剣。ホラーファン待望の精選短編集。

感想・レビュー・書評

[ao-nekoさんの感想 · 2010年1月29日]

SFテイストホラーの短編集。怖いばかりでなく、くすりと皮肉に笑えるような作品も少なくない。
わけもなく怖さを感じる「裂け目」、オチがなんともブラック極まりない「個性化教育モデル校」なんかが好きだけれど、一番ぞくっとしたのは「みにくい美女」。ここで描かれる謀略、というか呪いはあまりに単純であるがゆえ、恐ろしいと思う。さらに主人公の取る行動が……うわあ、最低！

[zszszsさんの感想 · 2006年5月1日]

ホラーじゃないけどちょっと奇妙な感じの短編集。

[透音さんの感想 · 2006年3月24日]

「夢」と「現実」の隙間から這い出してくる虫。あらゆる生物が生きたまま腐敗する世界。たった一日で悟りを得られる宗教の流行。植物と交わる女。子供を教育することが許されない未来、突如おのれの寿命を悟ってしまう人々の出現、永遠に終わらない悪夢の中に閉じこめられた男etc、etc…。轟音とともに、この世界が崩壊する。13の研ぎ澄まされた悪夢の剣。ホラーファン待望の精選短編集。