Contemporary Remix 万葉集 恋ノウタ LOVE SONGS WITH YOU つのる想い (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043570034

作品紹介・あらすじ

恋心だけは、いまもいにしえもかわらない――。万葉集の恋歌を、いまのJポップの歌詞風に翻訳。言葉を変えてみるだけで、こんなにも切ない恋心がうたわれていたことがわかります。想いを伝えたいときの贈り物に最適

感想・レビュー・書評

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  • 万葉集を分かりやすく簡単に読み解いている。今も昔も恋に対する繊細な心の描写をうまく歌に表しているところが素晴らしい。

  • 万葉集を、激しく意訳した現代語訳、原文、写真の3つで紹介した写真詩集の3巻目。以下の1首を抜粋。

    相見ては 恋慰むと 人は言へど 見て後にぞも 恋まさりける

    大伴家持や柿本人麻呂が現代にいたのなら、
    どのように気持ちを表現していたのだろうか。

  • 誰もが授業で習った万葉集の短歌を現代語訳と写真で表現。

    言葉や文化は変わっても、恋する気持ちは昔から変わんないんだなぁと実感する一冊。
    特に男性と女性の感じなんか今と一緒だね!と思いました。

  • 日本最古の歌集、「万葉集」から恋の歌だけを抜粋。
    現代風に意訳した本。


    びっくりするほど、ストレートなフレーズがあったり、逆の意味の言葉を使っていたり。
    昔の人は、この短い歌にどれだけの意味を籠めて、そして読み取っていたんだろう。




    相見ては 恋慰むと 人は言へど
    見て後にぞも 恋まさりける
         作者不詳


    逢いさえすれば

    恋しさも癒される

    そう みんなは言うけれど

    この恋はとくべつ

    見るたびに 逢うほどにつのる

    あなたへの想い





    返歌・対語・枕詞。。。古典の授業を思い出す単語。
    当時の授業もこの本を使ってくれたら、もっと成績が良かった気がするんだけど。

    これくらい意訳してる、遊びゴコロってやつも、学校の授業にも必要だと思う。

  • あの人のことをおもい

    ボクは眠れない夜を過ごすけど

    これはボクだけじゃなく


    万葉集の時代から 

    もっともっと昔の人も

    同じ悩みを持っていたんだと思う。




    今が苦しいんじゃない

     これは今まで繰り返されたことで


    これからも繰り返していくことなんだ





    自分のことばに直して考えることの

     いかに大事なことか
    楽しいことか



    なんで学校では
     こういうことを教えてくれないんだろうか


    こういう本は
     ばんばん出して欲しい!




    いにしえに

     ありけむ人も

      我がごとか


    妹に恋ひつつ

     寝ねかてずけむ



    今のみの
     わざにはあらず

    いにしえの

     人ぞまさりて


    ねにさへ泣きし



    柿本人麻呂

  • 同シリーズ第三弾。

  • 大切なあなたと

  • 万葉集を現代的にアレンジしたモノ。かなり気に入っています♪

  • 確かなる 使を無みと 情をぞ
     使に遣りし 夢に見えきや  
    これなんか特に好きだなぁv 

  • 『恋ノウタ―せつなくて』の方が数段良い気がするけれど、『恋ノウタ―愛しくて』よりはこっちの方がいいと思った。

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著者プロフィール

編集者、著作家、プロデューサー。1964年、兵庫県生まれ。レコード会社、出版社勤務を経て、95年よりフリーランス。2003年に沖縄へ転居。企画編集した作品は『空の名前』『宙の名前』『色の名前』(KADOKAWA)はじめ多数。著書に『Contemporary Remix “万葉集”/恋ノウタ』全3巻(角川文庫)『旅のカケラ パリ*コラージュ』『風に聞いた話 竜宮の記憶』(KADOKAWA)、『月のオデッセイ』(リトル・モア)などがある。05年より宜野湾市にてカルチャーカフェ〈CAFE UNIZON〉を経営。

「2019年 『時の名前』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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