無音潜航 (角川文庫)

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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043757039

感想・レビュー・書評

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  • サブマリンノベルは、軍事スリラーの中でも読者に愛され、ファンが多い確立された分野である。もちろん、トム・クランシーの「レッド・オクトーバーを追え」を始めとして世界的にも数々の名著があり日本で翻訳されているものも多い。映画でも「眼下の敵」という傑作があり、アニメでは「沈黙の艦隊」という素晴らしい作品がある。要するに面白いのである。理由を推察するに、まず、操艦のミスが即乗組員の死につながる緊張感、閉塞された艦内に保たれる規律、艦長の持つ責任感と作戦行動の裁量権、海中という3次元空間に囲碁、将棋やチェスのように相手の行動を予測して、欺き、勝利するプロット、ちょっと上げただけでも魅力が満載であり、読者を魅了する。
    この分野に日本の作者が挑み素晴らしい作品をものにしたことは、海洋国日本の読者の一人として快哉を叫びたい。
    本作は、日中間の非敵対国家間が背景になっており、オーソドックスな魚雷戦ではなく肉弾戦にも似た近接戦が白眉であり、逆にサブマリンノベルの面白さが凝縮していると言っても過言ではない。特に中国漢級の原潜を航行不能にする件りは、文句無しに面白い。佳作である。

  • 初めての潜水艦もの。緊張感があって良かった。

  • ハラハラドキドキして読みました。潜水艦物は、やはり面白い。ただし、テロの背景等に消化不良あり。
    ラストは、これ以外ないのだろうが、個人的には、もやもやして嫌でした。

  • 中国領内の海域を航行中の、自衛隊の潜水艦が脅威にさらされる。北朝鮮や中国の艦船などに追撃を受ける。真っ暗でな海の中で奮闘する隊員たちの姿に感動する。ぜひとも映像化してほしい作品。

  • 潜水艦ものは面白いですよね。
    ドキドキハラハラ。
    日本の艦長のテクに感動。自衛隊がんばれ。
    でもこの本を読んで、海に囲まれている日本だからこそ、世界最強の原潜艦が必要とも思いました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「北の核」をめぐる六者協議が停滞するさなか日韓両国で起きた同時多発テロにより、東アジア一帯は極度の緊張に包まれた。親善訪問先である中国・大連からの帰国途上にあった海上自衛隊潜水艦「さちしお」は、黄海で遭難者を救助した直後、国籍不明の艦艇から執拗な攻撃を受ける。艦長の藤井は必死の操鑑で辛くも死地を脱したが、これは米中両大国の思惑が絡んださらなる危機の前触れにすぎなかった…。傑作軍事サスペンス。

  • 再読コメント3/14/20015

    基本この小説は潜水艦バトルが主題と思い再読した。
    というか再度この潜水艦バトルを再度読みたいと思っただけのこと。
    再読してのコメント一言、

    藤井館長スゴイ!

    初読時は気が付かなかったかが思わず涙が出そうになった。


    これは初読時の感想
    事件の発端となったテロの背景、韓国でのテロの関連と顛末、日本の首相と中国トップとの会談内容等、もう少し詳細がほしかった。
    しかし潜水艦の戦闘部分は非常に楽しめたのでそれでよしとしましょう。

  • 潜水艦が好きな為、面白く一気に読了。
    戦闘や潜水艦の描写が細かく、リアリティがあり引き込まれる。
    ただ、テロの結末・目的・背景等、消化不良も多く風呂敷を広げすぎか?

  • 取材の量が凄いんだろなと思ったのが第一印象。
    そして終わり方もなんだか切ない。まぁ軍事力ってのは政治の駒に過ぎませんよね。
    潜水艦の艦長の重責とか醍醐味とかも伝わってきたし、背景にあったテロもうまい感じだったな。
    とりゃえずおれもそこを目指してみようと思った。

  • 池上さんの潜水艦もの「雷撃震度~」「ミッドウェー~」とこの本と、3冊読み、この作品が一番好きです。

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著者プロフィール

1959年、東京生まれ。明治大学文学部を卒業後、広告代理店勤務を経て作家デビュー。伊五八潜水艦のインディアナポリス撃沈を題材にした処女作『雷撃深度一九・五』で脚光を浴びる。その他の作品に『八月十五日の開戦』『無音潜航』がある。

「2018年 『ゲーム・メーカー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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