- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043776016
感想・レビュー・書評
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購入
発売当時、本屋で見つけて購入。
初めて読んだ著者の本。
その後、他の本も読んでみたけど、
あらためて、どれも素敵な文章だなぁと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生の作者が、小学生の感性のままに感じたことを、高い表現力で綴った作文集。
奇跡のような1冊だと思う。
どの作品も好きだけれど、中でも「ひとりでまっていた日のこと」はすばらしい。
心細い気持ちが呼び起こされて、鼻の奥がつんとする感じがする。 -
雑誌「spoon」に連載していたコラム「小学生日記」から記載。アメリカ生まれで小学校で日本に戻ってきた著者は、小学6年生のときに書いた本。
ちょっとびっくり。 -
角川文庫が「夏の100冊」というフェアーをやっていて、平積みになっていたので手に取った。それでなければ気づかなかった。なるほど、フェアーも意義があるな。しかし、同じような100冊フェアーを新潮もやっていて、そっちは36冊が既読だったのに、角川のは10冊しかなかった。しかも、このフェアーで買った2冊を入れてw。随分差が出るものである。文春とか他の出版社で見たらどうなるんだろうなぁ。おっと、「小学生日記」。口当たりがよい。こういうほのやかな作品にはそう出会えない。これを小学生が書いたのか。ってか、小学生だから書けるのか。大人と子どもの中間のような絶妙なバランスで成り立っていると思われる。特に気に入ったもの。 * 「モトイと日本語」 * 「ポテトサラダにさよなら」 * 「移動教室」 * 「ひとりでまっていた日のこと」[private]諫早に持ち帰る2007/1/1[/private]
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いやーすごい。中学生でも高校生でもすごいのに小学生。しかも日本語は母国語ではなく頑張って勉強したんだとか。何よりすごいのは彼女のまっすぐな感じ方と、素直な表現。本をたくさん読んでると、上手くても鼻につく文章になりがちなのにそれもない。周りの大人が素晴らしいのかなあ。小学生の母としては、お母さんも気になります。
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本編もよかったけれど、特に重松さんの解説がよかった! 解説も込みで☆5つです。
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【本の内容】
授業で先生に指されても、ニコニコするばかりで決して声を発しない女の子、エリカちゃんとの出会いと別れを描いた「ポテトサラダにさよなら」。
日本での新生活に戸惑う兄を描く「モトイと日本語」。
フリマ、学校でのいじめ、受験、NY大停電…。
ナイーブでまっすぐな眼差しと、何よりも端正でみずみずしい表現力!
天才作文家とうたわれ各紙誌で絶賛されたhanae*ちゃん、奇跡のデビュー作品集。
[ 目次 ]
フリマとわたし
モトイと日本語
太秦のオードリー
おばあちゃんのつむぎ
ポテトサラダにさよなら
ひとりで行く渋谷
移動教室
ニューヨーク大停電
ラジオの夏休み
昼間の電車
受験タイマー
100円の恋愛力
ミュージック・オブ・ハート
モミヤマさん
受験まであと100日
ひとりでまっていた日のこと
[ POP ]
母と行くフリマのこと、両親の離婚、学校でのいじめ、新生活に戸惑う兄……。
モデルとして、女優として、そして一人の小学生として。
まっすぐでナイーブな感性が光る、天才作文家・hanae*ちゃん、瞠目の第一作文集!
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
もう、ほとんどというか、まったく小説と言っていいと思います。
これが、小学生の筆力としたら、どうやったらこんな風に育つのかが、やっぱり知りたくなります。
ただし、作文コンクールでこれを選んじゃうというのは、どうなんだろう。
作文は、小説のスタイルに近づいていくべきなんでしょうか?
そうすると、学校でやっていることを根本から変えなければならない気がします。
そういえば、世界作文コンクールかなにかで、最優秀賞に輝いた作文が、実は、想像で書いたフィクションだったという話を聞いたことがあります。
ある意味、フィクションであれ、ノンフィクションであれ、人を感動させるということにおいては、差がないのかも。
もちろん、この「小学生日記」に書かれている人間関係は、事実なのだと思うのですが、上手な作文というのは、やっぱりどこかにフィクションめいたものが入ってきているような気がします。
だいだいにして、まず、「です」「ます」調から脱却するのが難しいですね。
と、です・ます調のわたしが書いておこう。 -
みずみずしい文体。
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まさに、瑞々しい。描写も上手くて、それぞれのエピソードが生き生きとしてて、微笑ましい。
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高校生の時に衝撃を受けた作品。これはすごい作品に出合ってしまった、という感じ。なんとも言えないなつかしい気持ちと衝撃が入り混じっていたもの。ただ大切な一冊。
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華恵さんが小学生のときに書いた作文集ということにびっくり。
なんというか、
まっすぐな感性(これは小学生らしい)、
素直な表現(これは小学生のレベルをはるかに凌駕)が
際立っています。
日常のことを、これだけしっかりと言葉で表現できるのは、素敵です。
2012/04/30 -
ホントに日記だった。小学生でこんだけスラスラ言葉が出てくるとは・・
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作文に対する考え方が大きく変わりました。
「わたしは~と思いました」と書くのが礼儀(?)かと思っていましたが、出来事をスケッチするように説明する書き方が、こんなに「いい」と感じるなんて、知りませんでした。華恵さんは、むしろ客観的な視点で書いてますよね?「わたしはこう思ったけど~」とかほとんど書いてませんよね。出来事をそのまま書くといっても、何を削って何を書くかはとても難しいと思うのです。それが過不足なく描かれている。感心しました。 -
作文ってこんなに自由だって、本当に知らなかった。ずっと読書感想文は「私がこの本を選んだ理由は、~だったからです。」っていう書き出しで始めるのがルールだと思ってたし、作文は会話文から始めるのがルールだと思っていた。
華恵ちゃんの作文は、現在から当たり前のように過去のことを振り返ったりして、すごいなぁと思う。もちろん作文なんて、みんな違ってみんないい!ってものなんだろうけど、伝えたいことを文章にして伝える、っていうのはとても難しいことで、それをきちんと丁寧にできるのがいいな。
彼女にとってはもともと英語が母語だったはずだし。
うっかり泣きそうになっちゃった。年だねぇ。 -
この本に出逢えたことに感謝。華恵さんのきれいで真っ直ぐな心、言葉に救われる思い。ずっと追いかけていきたい作家さんのひとり。
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小学生らしいまっすぐな感性、小学生とは思えない文章力。この本で華恵ちゃんに出会ってから、彼女の著書を通して、成長を見守っているファンの一人です。彼女の文章力にはいつも感心させられます!ほんと、すごい。
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よく本屋さんに置いてある無料の小冊子に、オススメの本で『小学生日記』があって気になって買ってみた。
一話一話がhanae*ちゃんが小学生の頃に書いたひとつの作文。
私が小学生の頃は、自分の作文が大嫌いで、先生にも親にも友達にも見せたくなかったなー。それでも提出しなきゃならないから妥協して「…ちくしょう!先生にだけ!!」って思いながら毎回出してたけど(笑)
今でも『作文・小論文を書いてください』なんて言われたら、苦虫噛んだような気持ちで書いてるよ。←
そんなんだから、この本を読み終わってドヒャー!って気持ちになった。
漢字は少ないし、特別難しい言葉で微妙な感情を表現してる訳でもないのに
脈絡からhanae*ちゃんの素直な気持ちがしっかり伝わってくる。
最初は「他人の思い出話を読んだってなぁ…。」と冷たく見てたが(←ェww)
あとがきまで全部読んだら、なんかこう…
残るものがあると言うか。
私の文章力が無くて、これを表現出来ないのが残念。
hanae*ちゃんは小学生の時からやってのけてると言うのに。゜(゜^ω^`゜)゜。"笑
毎日が窮屈で、少しこころを緩めたいって人にオススメです。