あなたがここにいて欲しい (角川文庫 な 51-1)

著者 : 中村航

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)

作品紹介・あらすじ

大学生になった吉田くんによみがえる、懐かしいあの日々。温かな友情と恋を描いた表題作ほか、「男子五編」「ハミングライフ」を含む、感動の青春恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

[あおさんの感想 · 2024年2月6日]

ハミングライフはこんな出会い方もいいなあって思えるあったかい感じのお話だった。
最初のふたつはあんまよくわかんなかった

[ミホレイさんの感想 · 2023年10月26日]

なんともホンワカとした青春恋愛小説。
ハミングライフの可愛らしさが群を抜いて心に残った。
木のウロを通して、甘くくすぐったいようなラブレターのやり取り。
今は恋愛アプリやラインが主流だから、こんな恋愛が逆に新鮮でうらやましい。
ほっこり優しい恋愛の営み。
胸がきゅんとしたい方にはオススメのおはなし。
他の２作は印象に残らず、特に男子五編はイマイチだった。

あなたがここにいて欲しい ★２
男子五編 ★１
ハミングライフ ★５

[すーさんの感想 · 2023年5月12日]

タイトルに惹かれたんですが、表題作は私にとっては淡々としたストーリーで、あまり印象に残りませんでした…。ですが、「ハミングライフ」はほっこりする物語で良かったです! 木のうろをウロポストと名づけ、猫のエサやり仲間である見ず知らずの人と交信(文通)する2人の関係性が穏やかで癒されました! デジタル時代の今だからこそアナログ的な文通がより心に響くのかな〜と思います。

[雨こんこさんの感想 · 2023年1月24日]

祥伝社のアンソロ『LOVE or LIKE』で『ハミングライフ』を読んで一気に中村航ファンになった人は多いと思うが私もその一人。当時あまり多くの小説を読まなかったので、自由な文体が新鮮だった。二人のウロレターのやりとりが可愛らしくそして雑学が増える。 『男子五編』著者の自伝的小説？性別も年代も違うのに懐かしさを感じた。共通の子供時代の感覚なんだろうか。 “小学生には茫漠とした未来と、摑みどころのない現在しかない”子供時代を思うとまさにそんな感じだ。 現在を摑めず摑もうともせずふわふわと生きていたなぁ。
『あなたがここにいてほしい』 いつだって何かが足りない吉田くん。舞子さんと出会えてのような満ち足りた気持ちを取り戻せたのだろうか。物語は『夏休み』へと続く。 世界三大美徳候補、“感じよくふるまう”できてないな。それができる舞子さんはやっぱり素敵な女性。 ちなみに小田原駅から緑町駅をグーグルマップで調べてみたけど確かに近い。(でも売店は見えないんじゃないかな？)尚、守屋のあんぱんも本当にあるんだとちょっと感動した。

[ふせんしさんの感想 · 2022年7月26日]

うるるるーん。中村航、最強。

[さやさんの感想 · 2022年3月18日]

3つのお話が収録された短編集。
私はハミングライフが好きでした。
こんな出会いはなかなか有り得ないとは思うけど、なんだかほっこり癒されました。

[豆腐@読書垢さんの感想 · 2022年2月19日]

#読了

んーー、ごめんなさい！！中村航さんの作品3冊目？だけど、2冊目から感じてた違和感はやっぱり強くなって。
もうこの作家さんの本を読むことはないかなぁ…
私には合わなかったようです、残念。

[マさんの感想 · 2021年8月25日]

大好き…ユーモアが優しくて哲学的でとにかく素敵…荒んだ時に読んでます

[ブチャラさんの感想 · 2020年10月26日]

三編からなる短編集。名物キャラの吉田くんも登場します。誰もが経験したことのあるような、ないような、こんな出会いや恋愛良いな、という小説を書く唯一無二の作家さんではないでしょうか。私は好きです！

[しゅんたようさんの感想 · 2020年2月18日]

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著者プロフィール

建築家。博士（建築学）。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科（高宮眞介研究室）卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程（古谷誠章研究室）修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士（建築学）取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう！をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」