飯田蛇笏全句集 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (784ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044000394

作品紹介・あらすじ

〈春めきてものの果てなる空の色〉
〈くろがねの秋の風鈴鳴りにけり〉
〈誰彼もあらず一天自尊の秋〉

郷郷里甲斐の地に定住し、雄勁で詩趣に富んだ俳句を詠み続けた飯田蛇笏。
格調高く、気魄に満ちたその作品群は、現代俳句の到達した一典型として俳句史に足跡をとどめて他の追随を許さない。
第一句集『山廬集』から遺句集『椿花集』まで、既刊9冊の句集を完全収録する初の文庫版全句集。略年譜、季題索引付き。 
解説・井上康明

感想・レビュー・書評

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  • 流石に古いとは思うが、確かに現代俳句の一つの到達点。先人が言うように発句の何たるかを示しているのは勿論だが、意外と柔らかい句も作るし、挨拶句も抜群にうまい。全句集を読むと見えてくるところがある。

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著者プロフィール

明治18年、山梨県境川村(現・笛吹市)生まれ。生家は名字帯刀を許された豪農地主。大学時代は早稻田吟社に所属。明治41年、高浜虚子の俳句道場「俳諧散心」に最年少で抜擢。その後、俳句から遠ざかるが、大正2年の虚子の俳壇復帰に伴い、「ホトトギス」に所属。大正6年、愛知県の俳誌「キララ」を「雲母」と改称して主幹となる。昭和37年10月没。昭和41年、業績を記念して「蛇笏賞」が制定された。句集『山廬集』ほか著書多数。

「2016年 『飯田蛇笏全句集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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