短歌の作り方、教えてください (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 211
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044054090

作品紹介・あらすじ

俵万智のマンツーマン短歌教室に、一青窈が入門! 臨場感あふれるふたりの実作レッスンのやりとりを辿る、画期的な短歌入門書。添削指導のほか、穂村弘や斉藤斎藤を迎えた特別レッスンのようすも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで読んで挫折したので積読〜
    短歌作るのは好きだけど読むのは頭使うから途中で読めなくなってしまった...

  • 私も歌手になれば俵万智さんとメールで授業してもらえるのかな…?なんて思いつつ、楽しく読了。
    短歌初心者が歌人に短歌を教えてもらっています。タイトルの通りです。
    俵万智さんが好きなら読んでもいいのではないかと。

  • 往復書簡の形をとっているので、まどろっこしいというか、探り合い、気の使い合いなどにひやひやしながら読むことになって読み進めるのに時間がかかったけれど、一青窈がだんだんに俵万智を信頼し始めて素直に推敲を加え出したらどんどん良い歌が出来た。さすが一青窈も自分の個性や軸を掴みつづけていて、既にアーティストである貫禄があった。短歌についても推敲のプロセスを追体験して、俵万智の言わんとしていることが回を重ねるごとに理解できるようになって勉強になった。

  • 一青窈さんの初案が練り上げられていく感じが良かった。一青さんの短歌に盛り込みたいポイントをうまく盛り込めない感じが、自分の作曲とかの感じと似てた。

  • 習い初めの一青窈さんと、最近短歌を作り始めた自分の、初心者が行き詰まる壁が本当に同じでとても勉強になった。
    痒い所に手が届く一青さんの質問のおかげで、「〜しており」「〜りぬ」などの仮名遣いもちゃんと勉強しようと思えた。
    何も分からない、あまり興味のない人が見るとつまらないかもしれないが、最近はじめてみた人や昔短歌に手を出した経験がある人はとても面白いと思う。

  • 歌の添削が多く、具体的な作り方があまりよくわからなかった。短歌の作り方が根本的にわからない方にはおすすめできないかも。

  • 読了、寄付。

  • 短歌作品へのアドバイスと推敲・改作結果の繰り返しで、短歌の作り方の大事なところを自然と学べた気がした。
    解釈より具体的シーンを描くこと、表したいポイントを絞ること、視点を明確にすること、まずは定型を重視すること、など。

    あと、言いにくいことをやんわり言い・受け止める勉強にもなった。

  • 私のように短歌に興味を持ち始めた超初心者には楽しく読めて、それでいて、ほうほうと思うことも多くオススメです。
    あとがきで俵万智さんが、定型と仲良くなりたい人にとってたくさんのヒントが詰まってると思うと仰ってるのですがまさにその通りかなぁと。

    また、単純にお二人の見ている世界や表現の仕方が面白いので、やり取りもとっても楽しいです。
    俵万智さんの正解は言わずに指導する方法が絶妙だなぁと思いました。

  • 歌手と歌人、違うフィールドで「言葉」を扱うふたりが相互のやり取りを繰り返しながら短歌の添削指導により「歌」に親しんでいく。
    五七五七七のリズムを飲み込めずに四苦八苦する一青さんが自分なりに飲み込んでいく様と共に、歌手という普通の人の生活からは見えない視点で切り開く世界と日常の断片。
    なるほど、虚実を交えながらこうして「歌」は生まれるのねというドキュメントとしてとても興味深く読みました。

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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