美女とは何か: 日中美人の文化史 (角川ソフィア文庫 355)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044073015

作品紹介・あらすじ

楊貴妃は豊満が美しいとされた唐代の美女の典型だった。剃り落とした眉にお歯黒が江戸の美女なら、同時代の清王朝では纏足が美人の条件だった。なにを美しいと感じ、醜いとするか、美人という基準は時代や文化によって違い、多くの謎を含んでいる。文学や絵画に描かれた美女のイメージ、化けて出る美女という異文化に共通する要素の不思議など、比較文化の視点から日中美人像の移り変わりを追い、「美女という幻想」に迫る。

著者プロフィール

1953年生まれ。華東師範大学卒業。1988年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、1991年同大学院博士課程修了。博士(学術)。東北芸術工科大学助教授、国学院大学助教授、明治大学法学部教授を経て2008年より現職。著書に『恋の中国文明史』(筑摩書房〈ちくまライブラリー〉、1992年/ちくま学芸文庫、1997年、読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見―西洋の衝撃と日中文学交流』(岩波書店、1995年、サントリー学芸賞)、『美女とは何か――日中美人の文化史』(晶文社、2001/角川ソフィア文庫、2007年)、『夢想と身体の人間博物誌――綺想と現実の東洋』(青土社、2014年)、『時代の憂鬱 魂の幸福――文化批評というまなざし』(明石書店、2015年)ほか多数。

「2024年 『与謝野晶子の戦争と平和』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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