- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044288112
作品紹介・あらすじ
親友・摩理の死後、一之黒亜梨子に取り憑いた銀色のモルフォチョウ。いったいなぜ?薬屋大助とともに、その答えを探す亜梨子は、摩理の従兄を名乗る不遜な少年ハルキヨと出会う-「競争だぜ。俺とお前、どっちが先に、花城摩理を見つけ出すかだ」。ハルキヨの出現をきっかけに、失われたはずの摩理の面影が、徐々に亜梨子の身体と心に影響を及ぼし始める!紅蓮の炎が夢を震わす、それは最高で最悪のガール・ミーツ・ガール。
感想・レビュー・書評
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前半は、新たに特環のもとに身を寄せることになった日下部倫花(くさかべ・りんか)という少女の物語のほか、大助たちが「大喰い」に遭遇する話が収められています。
後半は、ドイツに暮らすヴァイオリン弾きの少女、アンネリーゼ・ミタケが、両親から引き離されたことで、「浸父」にみずからの夢を引き渡し、「霞王」となる物語がえがかれています。
無印シリーズでも活躍するハルキヨや霞王の来歴が明らかにされることで、物語の世界観に厚みが出てきたように感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アンネリーゼファンにはたまらない一冊。
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本編でもそうだが、環境局には変人ばかりだね。まあ、それがこのシリーズの見所の一つでもあるのだけど、今回もいい感じの変人さんがいて面白かった。
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サイドストーリーbugも3作目です。
今作も本編登場人物が虫憑きになるまでを綴った物がメインのストーリーです。
過去を知ることが今を生きるためにもっとも有用な知恵の一つだ、というように話の展開的にも理解しやすい順番で話が進んでいるのではないかなと思います。
ただ、本編に繋がるためにはどうしても通らなければいけない通過点があるわけで・・・それがbugシリーズの終着点になるでしょう。
早く見たいようなこれはこれで続いて欲しいような・・・
非日常的なストーリーは必ず終わりがあるものなのにねw