明日は(マ)のつく風が吹く! (角川ビーンズ文庫 4-4)
- KADOKAWA (2002年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044452049
作品紹介・あらすじ
16歳の誕生日を目前に、元の世界に帰れなくなったおれ、渋谷有利。家族の顔を思い出すとちょっと胸が痛いけど、過保護で優秀な臣下たちに囲まれて、なんとか魔王業を続けている。しかし、真魔国でそれなりに平和な日々は「魔王様のご落胤」を名乗る少女の登場でうち破られた。…ところでさ、ゴラクインってなに。えっ隠し子?誰の。-はぁ?おれのぉ!?噂のハイテンション・ファンタジー、やけのやんぱち第4弾。
感想・レビュー・書評
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#読了
今作は読みやすかったな!ユーリに隠し子が!?という事で可愛い娘をゲットしたユーリでした。
遠くで家族を思うように、ここで魔族のことを想うよ。
そうすればきっと、またすこし、
おれの王国が近くなる。
ユーリ、自覚出てきたよね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「まるマ」シリーズの本編第4弾。
今回は、「魔王様のご落胤」という少女グレタが眞魔国に現われます。ユーリと謁見したグレタは、いきなり彼に向かって刃物を突きつけようとします。すんでのところでコンラッドたちに助けられたユーリは、グレタが彼を襲った理由を知ろうと努め、彼女とコンラッド、ヴォルフラムの四人で、温泉街ヒルヤードへと旅に出ることになります。
ところが、ヒルヤードでは、ルイ・ビロンという商人がローティーンの女の子たちを働かせていました。いつものように正義感に駆られて突っ走るユーリは、ルイ・ビロンの店の権利書を手にするため、自分自身を掛け金に珍獣レースでの勝負に挑みます。 -
魔王の仕事は印鑑押すだけなのか?
政治は特にしてないのだろうか。
政治がきちんとできていれば、難民を生み出したりはしてないか…。
折角長く居たなら、政治のいろはを教えたらよかったんじゃないかなあ。
細かいことはともかく、方針を示すぐらいまでは魔王の仕事だと思うけど。
平和裏に行こう、ってのが方針? -
4巻
仕方なくとも慣れていく魔王 -
一瞬で終わるユーリの隠し子?編。
ちょっとテンションの上がり下がりについてけなくなってきた… -
16歳の誕生日を目前に、元の世界に帰れなくなったおれ、渋谷有利。家族の顔を思い出すとちょっと胸が痛いけど、過保護で優秀な臣下たちに囲まれて、なんとか魔王業を続けている。しかし、真魔国でそれなりに平和な日々は「魔王様のご落胤」を名乗る少女の登場でうち破られた。…ところでさ、ゴラクインってなに。えっ隠し子?誰の。―はぁ?おれのぉ!?
噂のハイテンション・ファンタジー、やけのやんぱち第4弾。 -
ユーリの命を狙った小さな暗殺者グレタ登場の巻。最初は全然心を開かなかったグレタが、最後の方ではうちとける姿に感動。ゲーゲンヒューバー(瀕死だけど)もなんとか戻ってこれそうでよかった。こういう少し暗い過去のある人にひかれてしまう。今後どういう役割をしてくれるのか、アニメと同じような役割なのか、ニコラとはグウェンダルとはどうなるのか気になる。ヴォルフラムがヒューブに癒しの術を試みるシーンがとても好き。
赤い魔女「アニシナ」とグウェンダルのやりとりも気になる。アニメで見るよりも、小説版の方がかっこいい気がするな。 -
まるマシリーズ第4弾。今回はコンラッドの「欠点」が明らかに…。いやぁ、コンラッドさん、それはいただけませんぜ。という感じの「欠点」でした。
とにかく今回は有利が心の芯としている優しさが十分にしみわたった作品だったと思います。