問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました! (角川スニーカー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年3月31日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044748395
作品紹介・あらすじ
世界に飽きていた逆廻十六夜に届いた一通の招待状。『全てを捨て、"箱庭"に来られたし』と書かれた手紙を読んだ瞬間-完全無欠な異世界にいました!そこには猫を連れた無口な少女と高飛車なお嬢さま、そして彼らを呼んだ張本人の黒ウサギ。ウサギが箱庭世界のルールを説明しているさなか「魔王を倒そうぜ!」と十六夜が言いだして!?そんなこと黒ウサギは頼んでいないのですがっ!!超問題児3人と黒ウサギの明日はどっちだ。
感想・レビュー・書評
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『カンピオーネ』の筋書きをもう少し膨らませたような
ライトノベルらしいバトル小説
書きようの力不足な感じは仕方ないとしても
舞台設定を活かした『ハンターXハンター』のようなゲームバトル方面に
もう少し工夫して欲しい感詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
退屈な世界に飽き飽きしていた3人に届いた招待状。
読んだ瞬間、異世界に降り立っていた。
童顔なのにナイスバディの黒ウサギのお出迎え…。
これは視界的にも楽しい感じです。
しかし3人のギフトも色々謎がありますが
黒ウサギ事態にも謎があります。
あとがきで作者も言ってましたが、分かりやすい所で
髪の毛の色と『黒』ウサギという色。
女性群はともかく、唯一男性、すごいやり放題です。
やり放題、というか、破壊し放題?
やっても大丈夫な異世界ですから、壊し方が派手です。
これはこれでスカッとしますw
しかしまさかのバトル2段階。
いや、小競り合い(?)を入れたら3回?
ちゃんと終わるのか!? という展開でした。
いやでもこれだけ普通にバトルってる、という事?
とりあえず、この3人をまとめるのは
かなり辛いものがあると思います、黒ウサギ。 -
漫画が面白かったので、原作小説を読んでみました。
テンポがよくて、すっきりするお話なので読んでいて気持ちよいです。 -
このタイトル、この表紙で、まさか十六夜さんカッケー!な作品とは普通は思わない。もっと早く読みたかった。
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★3.5位。続きも読んでみたいレベル。
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bookliveセール
バトルもの+キャラクター
ギフトゲームの設定とか、そういうものが出てくるとそっちにばかりかまけて、本体を正確に読み込めない癖をどうにかしたい。
感想は、ごく普通の最近のラノベ。
普通につまならい。 -
お話の設定が良い。まだまだ謎な部分が多く、次巻も期待!
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超人的な特殊能力を持つ3人の少年少女。彼らはその能力の高さゆえに、世界に退屈していた。
そんな3人に、ある日突然、異世界からのお呼びがかかる。
3人は退屈な日常に別れを告げ、異世界への召喚に応える。
そこは、様々な超人や特殊能力を持った者たちだけが呼び出され、競い合い、勝負する世界だった。
とかそんな感じのお話。
まだ導入部を読んだだけだが、文章的にはあまり期待できない。
設定がチープで、ぺらっぺら。なんの説明も裏付けもなく、超人的な戦闘力を持つ少年や、言ったことがすべて本当になる少女、動物と話す少女などが出てくる。
一切の説明が省かれ、いきなり超人設定で登場する少年少女。
なんというか、どこかの世界の主人公を2,3人登場させて、一切の説明描写をさぼり、「こいつらは○○だから強いよ凄いよ」と言い張るような素人臭いノリを感じる。
異世界に呼び出された優秀な人間が活躍する、というプロットは良くある設定だし、最近読んだライトノベルでは「ノーゲームノーライフ」なんかが近いかもしれない。
が、あちらは導入部分からすでに面白かった。
その辺と比べると、この「問題児が」の導入には激しく不安を覚えた。
だがまあ、もう少し読んでみよう。
・・・日本語的にはだいぶアヤシイ。文章力としては、良くはないが悪すぎるほど酷くもないってところかなぁ。
1ページに1回くらいは日本語的におかしいだろと感じる表現が見つかるけど、読むのが嫌になるほどではない感じ。
内容的には、やっぱり榎宮祐の「ノーゲーム・ノーライフ」に近い。
異世界に呼び出された主人公達が、その世界の住人といろいろなものを賭けてゲームで戦う、なんてプロットはまったく一緒。
プラス、ギフトやらギフトカードやらの設定は、赤雪トナの「竜殺しの過す日々」を思い出す。
設定をパクッたとか真似したとかではなく、誰でも考えるような、良くあるプロットってだけなんだけど。
漫画やゲームで育った世代なら誰でも頭の中に描く理想のファンタジー世界。それをそのまんまチープなライトノベルに纏め上げたって感じだな。
だが、俺自身が漫画やゲームで育ったチープな人間なんで、それなりに楽しめそうではある。
あんまり文章力が高い低いと偉そうに語るのは我ながら嫌なんだが、せめてもう少し文章が自分のセンスに近ければもうちょっと楽しめるのになぁとは感じてしまうね。
とにかく、色々はしょりすぎ。説明をはしょるのは、ライトノベルでは間違いとは言い切れないんだけど・・・雑なんだよね。
挙げればきりがないんだけど、「箱庭」と「箱庭の世界」の区分けがふわっとしてて気持ち悪いし。
「箱庭の世界には果てがある」と言った直後に「箱庭の外側に住む者たち」とか言い出すから、すわりが悪くて戸惑った。
このとき「箱庭」が指しているのは居住地区のことで「箱庭の世界」が指しているのは本来、「箱庭と呼ばれる居住区画?が存在するこの世界全体」と思われる。
二つの言葉の持つ意味は「東京」と「宇宙」ぐらい離れているはずなのに、「箱庭」と「箱庭の世界」という二つの言葉は、ふわっと並べられただけで特に説明がなされない。だから戸惑う。
「箱庭の世界」の広さは恒星の表面積に匹敵する、とかいうのも曖昧だしねぇ。
恒星の中には太陽の1000倍以上の大きさを持つ天体もあるわけで。異世界の恒星とやらがどれくらいの大きさなのかわかりはしないが、まあとにかく説明がてきとーで、物語の中の情景を想像しにくいんだわ。
街の様子とか、建物の中の様子とか、もう全然描写されないの。 (;´д`)
文章の前後で繋がりがおかしいだろ?と首をかしげる箇所も多いし、正直ちょっと読みにくいね・・・。
細かく挙げると本当にキリがないんだけど、マジで1ページに1箇所以上、違和感を感じてしまう表現が出てくる。(; ´∀`)
例えば、「ウサ耳を逆立てて怒る黒ウサギ」という表現。普通、逆立てるのは、頭髪や体毛だろう。元々ウサ耳は立つものだ。これを「逆立てる」となると、ウサ耳を下に向けて立たす?寝かせるってことか?
「毛を逆立てる」や「髪を逆立てる」という表現は慣用句として正しい。本来の状態から逆さまの状態に立つからこそ「逆立つ」と表現する。
元々立っているウサ耳に対して「逆立つ」という表現は、ふさわしくない。
「腕を逆立てる」とか「血管を逆立てる」とか言われて「なんだそりゃ?」と感じるような違和感だな。
まあ、こんなのさらっと流せる程度のわりとどうでもいい違和感なんだけどさ。もう、この手の小さな違和感、文章的ズレがものすげー多いの。
「ガルドの姿は先日のワータイガーではなく、紅い瞳を光らせる虎の怪物そのものとなって三人を待ち構えていたのだ」
これも前後のつながりがおかしい。「ガルドの姿は」で始まっておいて「待ち構えていたのだ」で終わるのは日本語の文法的におかしいだろ。
こうした、比較的どうでもいいような、さらっと流せる程度のおかしなところが最初から最後まで頻繁に出てくる。
俺自身、偉そうに評価できるほど文法に明るいわけじゃないから、それが「間違っている」とまでは断言しにくいんだけど、とにかく俺のなかの文法ルールとずれるところが多すぎて読みにくいと感じてしまった。
読了。突っ込みどころが多すぎて長々とぼやきながらレビューしちゃったけど、ぶっちゃけやっぱりつまんないわ。
異世界召喚とか中二設定とか俺TUEEEE!とかは基本的に大好物なんだけど、そういうのって作品の質が低いと嫌味なだけなんだよね。 (;´д`)
アニメ化もしたし、現時点で7冊出てるシリーズだし、わりと期待してたんだけどなぁ。残念だった。
著者プロフィール
竜ノ湖太郎の作品






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