ピーターパン・エンドロール (角川文庫 あ 50-3)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044810160
感想・レビュー・書評
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すっきりしなくてモヤモヤした 最後の展開は半分しか読めなかったから、個人的に裏切られた感じが 旅人さんは、ちーちゃんのときよりも女の子らしく描写されていて、綺麗だった
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2015.03.20
真央の語り口調が中二病を思わせて、どうにも肌に合わず最初は苦労した。オチは期待も予想も裏切らない結末。正直、途中で少し予想がついてしまった。
既視感があるなぁ、ありがちな話だからかなぁと感じていたのだが、レビューに「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」に似ているという意見がちらほら見られて納得。既視感の正体掴めたり。
しかし驚いたのは作者が20のときに書いた小説だということ。その情報を得た後に考えると、大人になること、それに対する漠然とした不安などがまざまざと読み取れて気に入ることができた。
ささみさん@がんばらないはアニメですべて観ていたため、その作者なのかと知ったときも繋がりができて嬉しくなった。
中村佑介さんの表紙の方が売っているところを見つけることができたらそれと交換、保存しておきたいなぁ。 -
虚構の世界から現実に目覚めた少女だけが生き残る世界。
彼女が捕らわれている虚像から、現実へ救い上げてくれた″旅人さん″はもういないけど。
あの時素直に現実を受け入れていれば、あんな暴言を吐かなければ。
旅人さんは今でも此処にいたのかな。
否、全てのウェンディが大人になっていく中で、旅人さんは独り其処に留まったのだ。
そして真央はその喪失を認め、また大人になってゆくのだろう。 -
きもち悪い話だった。
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新風舎文庫からでていたものに加筆修正されたものだそうです。
ちーちゃん、うそつき、ピーターパンは全部そうだったかな?
ピーターパンは前のが家にあるのでほぼ再読ですが少し削られてるみたいだな…と思う以外には以前読んだ時とほとんど変わらない印象でした。
前読んだ時ほどの衝撃とかはなかったのですがもう一度読み返そうと思っていたので良い機会でした。
香奈菱高校シリーズはどれも死が密接に関わっていてうそつき以外は読後感は悪いかもしれません。 -
単なる中二病かとおもいきや・・・
もっと若いときに読んだら、引きずられていたかもしれない。
現実が虚構の失敗作であったらどんなにいいか、と今も思ってしまうけど。