入社3年目までに必ず身につけておきたい仕事のこと34 (自己啓発)
- KADOKAWA/中経出版 (2014年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001948
作品紹介・あらすじ
小学生の時に教わる「読む、書く、聞く」の基本があるように社会人に一番大切な「仕事、上司、自分」との向き合い方がコンセプト。入社3年目までは仕事ができなくてもよい。人と比べず自分らしさの軸を持つ方法を伝
感想・レビュー・書評
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そうですね、と思うことの再確認。
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・入社3年目までは、まだ仕事なんかできなくていい。失敗ばかりで構わない。3年間にやるべきことは、仕事の成果を出すことより「心を整える」こと。
・「石の上にも3年なんて甘い。石にかじりついてでも5年はいなさい」byIKKO
・与えられた仕事に全力で取り組んだ人にしか「やりたいことをやる」ための権利は得られない。「やりたい仕事」は「やりたくない仕事」の先にある。
・残業は考え方次第で読にも薬にもなる。ヘアサロンで「お客様が帰った後に練習するアシスタント」は自分の将来の為と考えるか、単なる残業と考えるかによって意味づけが変わる。受身でいると「嫌だ」という気持ちが強くなる。けれど、「自分の将来のため」と考えれば、価値ある時間に変わる。「残業はやりたくない。けれど、若いうちは与えられた仕事をこなすことがプラスになる」と解釈を変えてみる。そうすれば、残業にも「価値や意味」を見出すことができる。
・順調な人ほど不運な人はいない。途中の道端にあるちょっとした肝心なものを見落としてしまうかもしれない(by寺田寅彦)。人生の正しさは、最短ルートを進むことではない。寄り道や回り道をすることも大切。ムダをしてきた人には「ムダの魅力」がある。
・ダメ出しされてもいい。「できなかった理由」を探してみよう。
・目的地を決めずにクルマを走らせるのは、時間とエネルギーの浪費。
・Nothing either good or bad, but thinking makes it so.~物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる~
・大好きなことをしなくてもいい。いまは、スピード感を武器にしよう。スピード感こそ、ビジネスの要。
・失敗したっていい。ただし、他人のせいにするのはやめよう。すべてを「自責」で考えたほうが、物事はうまくいく。「何がいけなかったのか」が、わからなくてもいい。でも、「言い訳」だけはやめよう。言い訳を続けると、成長も可能性も、そこで終わり。
・最初からうまくできなくてもいい。「PDCA」で、すこしずつ改善していこう。根本的な問題を改善しなければ、同じことを繰り返すだけ。
・誰だって失敗する。失敗がない人生は、成長もない。成長したければ、失敗が必要である。
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神谷の誕生日にあげたやつ
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3年目ももうすぐ終わる年末に再読。
エピソード交えながら進むので、読みやすい。すごく新しいことが記されているわけではないけど、「そう、これって大事よね〜」と振り返るのにちょうどよいかと。
言い訳に関する記述は、自分だけでなく、他の人にも伝えたい…
「言い訳を続けると、成長も、可能性も、そこで終わり」「言い訳が得意な者が、他のことが得意であることはめったにない」 -
心にズバッと刺さる一冊。人のせいにして情熱を忘れてしまった自分に喝を入れる!
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社会人新人向けの本は、最初からスタートダッシュでとにかく結果を出す!ってのが殆どのような気がするが、この本は3年目までは準備期間だから焦らなくて良しというスタンスで、しっくりきた。
仕事には慣れてきて、出来る仕事も増えてきたけど、一人前だとは思えないし、分かりやすい成果も出せていない。実際は目の前の小さな仕事にすら迷うことだっていっぱいあるのに、と思っている方には、ヒントになる考え方がたくさん見つかるように思う。
また、本中で紹介されているシェイクスピアのハムレットの一節もとても良い。
「Nothing either good or bad, but thinking makes it so.」
物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる。