入社3年目までに必ず身につけておきたい仕事のこと34 (自己啓発)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 68
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046001948

作品紹介・あらすじ

小学生の時に教わる「読む、書く、聞く」の基本があるように社会人に一番大切な「仕事、上司、自分」との向き合い方がコンセプト。入社3年目までは仕事ができなくてもよい。人と比べず自分らしさの軸を持つ方法を伝

感想・レビュー・書評

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  • そうですね、と思うことの再確認。

  • ・入社3年目までは、まだ仕事なんかできなくていい。失敗ばかりで構わない。3年間にやるべきことは、仕事の成果を出すことより「心を整える」こと。

    ・「石の上にも3年なんて甘い。石にかじりついてでも5年はいなさい」byIKKO

    ・与えられた仕事に全力で取り組んだ人にしか「やりたいことをやる」ための権利は得られない。「やりたい仕事」は「やりたくない仕事」の先にある。

    ・残業は考え方次第で読にも薬にもなる。ヘアサロンで「お客様が帰った後に練習するアシスタント」は自分の将来の為と考えるか、単なる残業と考えるかによって意味づけが変わる。受身でいると「嫌だ」という気持ちが強くなる。けれど、「自分の将来のため」と考えれば、価値ある時間に変わる。「残業はやりたくない。けれど、若いうちは与えられた仕事をこなすことがプラスになる」と解釈を変えてみる。そうすれば、残業にも「価値や意味」を見出すことができる。

    ・順調な人ほど不運な人はいない。途中の道端にあるちょっとした肝心なものを見落としてしまうかもしれない(by寺田寅彦)。人生の正しさは、最短ルートを進むことではない。寄り道や回り道をすることも大切。ムダをしてきた人には「ムダの魅力」がある。

    ・ダメ出しされてもいい。「できなかった理由」を探してみよう。

    ・目的地を決めずにクルマを走らせるのは、時間とエネルギーの浪費。

    ・Nothing either good or bad, but thinking makes it so.~物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる~

    ・大好きなことをしなくてもいい。いまは、スピード感を武器にしよう。スピード感こそ、ビジネスの要。

    ・失敗したっていい。ただし、他人のせいにするのはやめよう。すべてを「自責」で考えたほうが、物事はうまくいく。「何がいけなかったのか」が、わからなくてもいい。でも、「言い訳」だけはやめよう。言い訳を続けると、成長も可能性も、そこで終わり。

    ・最初からうまくできなくてもいい。「PDCA」で、すこしずつ改善していこう。根本的な問題を改善しなければ、同じことを繰り返すだけ。

    ・誰だって失敗する。失敗がない人生は、成長もない。成長したければ、失敗が必要である。



  • 神谷の誕生日にあげたやつ

  • 3年目ももうすぐ終わる年末に再読。
    エピソード交えながら進むので、読みやすい。すごく新しいことが記されているわけではないけど、「そう、これって大事よね〜」と振り返るのにちょうどよいかと。

    言い訳に関する記述は、自分だけでなく、他の人にも伝えたい…
    「言い訳を続けると、成長も、可能性も、そこで終わり」「言い訳が得意な者が、他のことが得意であることはめったにない」

  • 心にズバッと刺さる一冊。人のせいにして情熱を忘れてしまった自分に喝を入れる!

  • 3年間のうちにやるべきことは成果を出すことより「心を整える」こと。弱気な自分を「変えていく」こと
    そんな見出しから始まる本書。
    歯科医師のトップリーダーの1人として活躍する著者が書いた新人社会人への心構えを書いた本。

    以下いいなと思ったことを羅列
    ・情熱こそ自分らしく仕事をするための源泉
    ・お金がなくても、借金してでも「学び」のために投資を惜しみませんでした。
    ・情熱は絶対になくならない
    ・つらい気持ちを一時的に忘れることはできても、悩みの原因を根本から解消しなければ、同じ悩みを繰り返す。悩みの原因を取り除くには物事に対する解釈を変えること

    第一章
    ・相手の気持ちに配慮できるかどうかで差がつく
    ・自分がその道で生きたいと思うまでに五年かかった。
    ・天職は見つけるものであり、そのためにはやり続けること。我慢は自分を強くし、自分の器を広げます。
    ・与えられた仕事を全力に取り組む人にしか「やりたいことをやる」権利は与えられません。
    ・ここで「ベストを尽くす」ことを拒否する人は、嫌なことがあるたびに転職を繰り返す
    ・ビジネスでは相手がそれを望んでいるなら、やるのが正解
    ・残業は自分が自主的に使う時間と考える(本当は単純に職務が過負荷なんでしょうが)
    ・カッコいいかかっこ悪いかが物事を判断する基準

    第二章
    ・こんな人もいるんだと自分に言い聞かせながら、まずは相手を認める
    ・上下関係は人間的な優劣ではなく、役割の違い
    ・怒られた分だけ成長できる
    ・苦手な人を受け入れられれば人の器量が大きくなる

    第三章
    ・なぜダメだしされる? → どうすればダメだしされない?
    ・会社の価値観を満たすことが自分の価値観を満たすことにつながる。そうでなければそこにいる意味はない
    ・物事に良いも悪いもない。考え方による
    ・「辛い」の裏側には「楽しい」がある

    第四章
    ・常に本気で生きること
    ・原因を分析する習慣を持つ
    ・自責で分析する

    第五章
    ・「価値観の違う人ほどあなたにとって価値がある」
    ・「思い通りにいかないときこそ、あなたをかえるきっかけがある」
    ・この状況から学べることは何か?

    「人生に失敗はなく、成長しかない」

    はっ!とする価値観もあり、良い本でした

  • 社会人新人向けの本は、最初からスタートダッシュでとにかく結果を出す!ってのが殆どのような気がするが、この本は3年目までは準備期間だから焦らなくて良しというスタンスで、しっくりきた。

    仕事には慣れてきて、出来る仕事も増えてきたけど、一人前だとは思えないし、分かりやすい成果も出せていない。実際は目の前の小さな仕事にすら迷うことだっていっぱいあるのに、と思っている方には、ヒントになる考え方がたくさん見つかるように思う。

    また、本中で紹介されているシェイクスピアのハムレットの一節もとても良い。

    「Nothing either good or bad, but thinking makes it so.」
    物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。東京歯科大学大学院修了。歯学博士、経営学博士、メンタルセラピスト。
医療法人社団いのうえ歯科医院理事長。歯科医師として、その技術は国内外で高く評価されている。また自己啓発に造詣が深く、2012年1月、ジョセフ・マーフィー・トラストより、日本でのマーフィー理論の普及に対する貢献を認められ、公認グランドマスターの称号を授与される。
主な著書に、『J・マーフィーの教え 最高の自分を引き出す法』(きこ書房)、『がんばり屋さんのための心の整理術』(サンクチュアリ出版)、『後悔しない人生を送るたった一つの方法』(中経出版)、『20代でやるべきこと、やってはいけないこと』、『自分で奇跡を起こす方法』(以上、フォレスト出版)、『価値ある生き方』(大和書房)、『「学び」を「お金」に変える技術』(かんき出版)、『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』(すばる舎)、『たった一度の人生を、自分らしく思い通りに生きる方法』(Gakken)などがある。
著書累計で100万部を超える。

「2015年 『未来を創る生き方 20代からの成長哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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